この衝突は、肉眼では見えません。この衝突を本格的に観測するには、より大型の望遠鏡が必要です。(満月に近い月を単に楽しむだけなら、肉眼でも申し分ありません)
空気が乾燥している観測地がベストです。 空気が湿っていると、月の光を散乱させて明るさを増し、淡い煙の観測を難しくします。 7月31日0951UTの衝突時間は、ハワイからテキサスにかけて位置している主要な望遠鏡が夜の間に観測できるように選ばれました。 観測がベストな領域は大平洋中部の東方から中央北アメリカにかけての地域です。 アマチュアによる観測が科学的な価値を残す為には、CCDカメラで写真を撮り画像枠に正確な時刻が記録されなければなりません。 適している観測装置のセットアップは、CCDビデオ・カメラを備えた8インチかそれ以上の大望遠鏡の構成が必要です。 カメラの出力は、VCRのこのビデオ・トラックに記録されなければなりません。 オーディオ・トラックには、時刻情報を録音することができます。 これを最も簡単に行なう方法は、短波受信機で2.5、5、10、15、20MHzで送信されている時刻信号WWVを受信してその音声出力をビデオデッキの音声入力につなぐことです。 WWVのような音声信号は、電話(303)499-7111で聞くこともできます。 時刻情報のもう一つの良好な発信源は、3.330MHzと7.335MHzで放送されているカナダのラジオ・ステーションCHUです。 http://science.nasa.gov/newhome/headlines/ast30jul99_2.htm |