土星へ向かうカッシーニ探査機は今日完璧な操縦で、8月17日火曜日午後8時28分大平洋時間(8月18日03:28世界時)に起こる地球フライバイのための飛行経路最終調整に成功しました。 土星へ向かうミッションの為に1997年に打ち上げらたこの探査機は、現在、地球の緯度23.5度、経度231.5度の東南大平洋上へ高度1,166キロメートル(725マイル)で接近するように精密に設定されました。 この探査機は、その地域の小島の例えばピトケルン島あるいはイースター島から見えるかもしれません。 成功している金星との2回のフライバイ、来週の地球とのフライバイ、 2000年12月の木星のフライバイ全てが、カッシーニ探査機へ2004年に土星へ到着するのに必要な速度を加えます。 カッシーニのオンボード・ロケットは予定通りに、今朝8:30a.m.大平洋時間(15:30世界時)に130秒間の燃焼を行ない、地球フライバイ前の飛行経路最終調整を完了しました。 カッシーニの12の科学計器のうちの9つは、探査機が通過する時に地球の磁気環境の調査や月の撮像など地球と月のシステムの観測を行ないます。 カッシーニ探査機の主要なミッションは、2004年から2008年にかけてリング惑星の軌道を周回しながら土星やそのリングまたその月や磁気環境を精密に観測することです。 カッシーニ探査機は、2004年に土星へ到着するとヨーロッパ宇宙機構によって提供されたホイヘンスと呼ばれるプルーブを放出し、パラシュートを使って、凍った原始地球に似ていると考えられている土星の大きな月タイタンの表面へ降下させます。 今日、カッシーニ探査機は地球からのおよそ900万キロメートル(580万マイル)の距離にあり、地球との相対速度時速58,000キロメートル(時速36,000のマイル)で移動しています。 それは、1997年10月15日にフロリダのケープカナヴェラルから打ち上げられてから16億7100万キロメートル(10億3800万のマイル)を飛行しています。 http://www.jpl.nasa.gov/cassini/MoreInfo/pressrel/status990811.html |