今朝NASAのマーズ・クライメート・オービター探査機は、来週火星へ到着する飛行経路を最終的に決定させる為の遠隔操縦を完了させました。
このオービターは、大平洋夏時間で午前9時40分に15秒間そのエンジンを燃焼させました。 「9ヶ月間をかけて6億7000万キロメートル(4億1600万マイル)を飛行してきたマーズ・クライメート・オービターは今、最も重要な瞬間の軌道投入燃焼の準備が整いました。」と、NASAジェット推進研究所の運行マネージャーのサム・サーマン博士が述べました。 「探査機は、軌道に入り込む制動メインエンジンを噴射する地点の火星の北極上空ちょうど193キロメートル(120マイル)を通るコースに乗っています。」 明日、飛行管制室は、9月23日に軌道投入操縦を自動的に行なうように設定された指令を探査機に送ります。 これらの指令は、適切な軌道投入飛行進路へ微調整を行なう為に予定通りに9月20日に更新されます。 このオービターは現在火星からの224万キロメートル(139万マイル)の位置にあり、毎秒3.3キロメートル(時速7,380マイル)で飛行しています。 マーズ・クライメート・オービターは火星の気象環境を調査しますが、マーズ・ポーラー着陸船が12月3日に火星に到着した時は、その通信の中継の役目も果たします。 マーズ・クライメート・オービターとマーズ・ポーラー着陸船のミッションは、ワシントン市にあるNASAの宇宙科学事務所のJPLによって管理されています。 JPLは、カリフォルニア州パサデナのカリフォルニア工科大学の部局です。 http://mars.jpl.nasa.gov/msp98/news/mco990915.html |