14時間も予定より早く起こった流星雨のピーク しし座のピークは日本の17日正午頃 カナリア諸島からの報告は間違い 世界中からのレポートは、今年のしし座流星雨のピークは、14時間から19時間も専門家の予測より早くから起こったことを示しています。 ヨーロッパと中東のスカイ-ウォッチャー達は、11月17日午前9時から午後9時(日本時間)の間に、1時間につき平均250個もの流星雨に歓迎されました。 6カ国の流星ウォッチャーが、Science@NASAにしし座流星のカウントを数百通の電子メールで送って来ました。この記事が準備されている11月19日の朝の時点でもまだ、1時間に30通以上のレポートが押し寄せています。それには、しし座流星のピークの間の火球出現率の報告もあります。 イスラエルととフランスの2つのグループの経験豊かな観測者達は、午前9時から午後2時の活動のピーク時間を確認するのに、いいポジションにいました。 イスラエルのMitzpe-Ramonにあるワイズ天文台のOfek Eranは、他の4人の観測者と一緒に、11月17日午前11時30分(日本時間)に1時間に624個(プラスマイナス122個)のしし座流星を数えたと報告しています。 両天文台でのスカイコンディションは、段階6に近いすばらしいものでした。 昨日いくつかのニュース記事の中で、カナリア諸島からの1時間につき2000個の流星のレポートは、イギリスの天文学者達に原因があると報じられました。1時間に2千個というのは何人もの観測者の合計数であり、実際には、もっと少ない観測だったらしいのです。カナリア諸島にいた他のスカイ-ウォッチャー達は、1時間につき250個以下の報告をしています。 1998のしし座流星群は、有名な1966のしし座流星群よりも少なかったけれど、素晴らしいものでした。多くの熟練した流星ウォッチャー達は、明るく色の付いた火球によってまぶしがらせられました。 「私は、このようなものを見たことがない。99年11月まで待てないよ。」と、 NASAの天文学者はコメントしました。それは、流星予報官達が、再び大量のしし座流星が降ると予測している時なのです。 |
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