6月4日日曜日、コンプトン・ガンマ線観測衛星(CGRO)は、NASAが地球大気圏に墜落させて、その9年間の科学ミッションを成功の元に終了します。
コントロールされた再突入の際の破片は、太平洋のハワイの南西およそ2500マイルの人がいないエリアに落ちる予定です。 NASAの管制官はコンプトンの軌道を下げる為にCGROのスラスターを4回燃焼させます。それぞれの燃焼ごとに、メリーランド州のゴダード・フライト・センターのミッション・トラッカーが衛星の正確な位置を確認して、必要があれば降下を調整します。 エンジン燃焼は以下の時間に行われます。 再突入燃焼1回目 5月31日午前10時54分 再突入燃焼2回目 6月01日午前11時41分 再突入燃焼3回目 6月04日午後02時37分 再突入燃焼4回目 6月04日午後04時05分 録音された状況報告が、ゴダードの音声ニュースサービス(301/286-NEWS)で各燃焼の後に聞けます。状況報告は下記のサイトにも掲載されます。 http://www.nasa.gov/hqpao/status_index.html ゴダードで最終降下を取材したい報道機関は、ゴダードの中央飛行管制棟(第3ビル)の記者室を6月4日午後1時30分に開放します。午後7時にはチームのメンバーによる最終記者会見を第3ビルの講堂で開きます。 記者室の電話は6月4日のみ開設されます。番号は301/286-4127と 301/286-4734です。 軌道離脱作業の間、科学者やコンプトン再突入のメンバーが記者室に立ち寄って記者の質問を受けます。 6月4日にゴダードを訪れたい報道機関は、6月2日正午(現地時間)までに、ナンシー・ニール(301/286-0039)までお問い合わせ下さい。 NASA-TVによる軌道離脱作業の生中継は、6月4日午後2時に始まり、午後7時の記者会見で終了します。 NASA-TVによる中継は、科学ハイライト、再突入のアニメーション、CGROプロジェクトの科学者ニールGehrel博士による再突入作業の解説などがあります。 再突入に関するNASAのデータ一覧は、 http://pao.gsfc.nasa.gov で見ることができます。 普通の衛星と違ってコンプトン衛星はあまりにも大きいので、大気圏再突入で完全には燃えつきません。 6トン(12,400ポンド)以上の金属片が、地表に落下すると予想されます。これらは、小さな石から数百ポンドまたは数百キログラムまでの大きさの破片になって落ちてくると思われます。 弾着領域付近にいる航空機や船舶の安全を確実にする為に、デブリ危険警告地域が陸地から十分に離れた所に設置されます。 この区域の船舶と航空交通機関には、船がこの落下区域付近にいないことを確実にするように通告が出されます。 ftp://ftp.hq.nasa.gov/pub/pao/note2edt/2000/n00-024.txt |