11月3日午後、トゥーソン(アリゾナ)近くにあるカタリナ・スカイ・サーベイ(CSS)は、CSSの画像アーカイブの中から物体2000-SG344の追加の観測データ取得を可能にしました。
この物体の以前の観測結果は、現在計算されている物体の2030年の予測位置の精度を大幅に向上させて、その年の地球衝突の可能性を事実上除外させました。 国際天文学連合(IAU)の初期の発表での説明にあるように、この話は調査途中の結果から出できたものでした。 新しいデータに基づくと、この物体が2030年9月23日に地球と最接近した時の距離は11月距と言えます。 イタリアのピサ大学のアンドレアMilaniの意見もこの結果と一致しています。 IAUのテクニカル・レビュー・チームが出した2030年地球衝突の可能性の初期の発表は、最近確立されたトリノ・スケール1衝突予測再評価手順のプロセスに進められました。 この手順を初めて使うにあたり、チームは、同意書を作成し、以降IAUに委任して、それらの結果を72時間以内に公表しました。 新しい軌道計算結果は、2030年の衝突の可能性を除外させましたが、2030年の数年後に再接近する見込みを高めています。現在の計算は、例えば2071年9月16日に地球と衝突する確立は1000分の1ほどだと示しています。 しかし、これらの計算は、この物体が自然の小惑星だと仮定してのものです。 この物体が、アポロ時代の宇宙船のブースターロケットである可能性もかなり残っており、それを決定する評価研究が続けられています。 この物体の更なる調査結果は、数ヶ月後には発表されるでしょう。それらは計算結果の精度を更に向上させて結論されているはずです。 http://neo.jpl.nasa.gov/news/news115.html |