しし座流星標本収集器ペイロードが発見されました
科学者達は、エアロゲル『彗星キャッチャー』に残ったしし座流星体の跡を調べています しし座流星標本収集器ペイロードが回収されました。それは11月18日、アマチュアの気球追跡装置により位置を正確に特定されて、いい状態でジョージア州チャッツワースのイバラの茂みで 拾われました。 この気球は、11月17日しし座流星雨の間、科学者達によってNASAのマーシャル宇宙飛行センターから上げられました。 それには、ライブ・ウェブキャストのための記録用CCDビデオ・カメラと同じように、しし座流星体を捕獲して、手つかずの状態で地球へ持ち帰る装置も搭載してありました。 この「彗星キャッチャー」は、エアロゲルで満たされた容器(ペトリ皿に似たもの)が細胞状に並べられたもので、気球パッケージの外部に固定されていました。 このペイロードは1時間54分続いた飛行の間、地球の大気の厚さ98%に匹敵する高度100,000フィートを超える高度で運ばれました。 気球は、その最高高度で予定通り炸裂し、観測装置はジョージア州で比較的軟着陸をする為のパラシュートを使って地球へ降下しました。 エアロゲル標本収集器は、NASAマーシャル宇宙科学研究室の科学者達に返され、それらは現在、電子顕微鏡のスキャニングを使って、流星体の跡がないか調べられています。 ビル・ブラウン(WB8ELK)が、回収活動のこの説明を行いました。 「今日11月18日、メロディー・ジョンソンとパイロットのドン・ヘンソンがジョージア上空を飛び、気球から出ている144.000 MHzの追尾信号をホーミング装置で追いかけて着陸地点を正確に見つけました。メロディーは、ドルトン中学校の技術指導員ランディ・ウェアーから供給されたハム・ラジオ・ユニットを使いました。 彼らが着陸するとすぐに、メロディーは信号を目指してその地域まで車を走らせ ました。そして無線信号が非常に強くなった「ホーマーの糸と織物店」の前で停車しました。 状況を店の主人に説明すると(NASA引用では:『あなたが必要だ!!』と)、店の主人のホマー・ディルズは、倉庫の裏に歩いて行き、ちょうど建物の陰に隠れているイバラの葉の中に横たわっている観測装置を発見しました。 観測装置は非常にいい状態にあり、ストロボ・ランプはまだ閃光していました。 着陸地点は、ジョージア州のダウンタウンのChatsworthの真西およそ1.6マイル離れたDalton Ellijay Road のすぐそばでした。 整理すると 46.19 m 34 d N、47.90 m 84 d W となります。」 http://science.nasa.gov/newhome/headlines/ast23nov98_1.htm |