NASA NEWS 2月4日


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ハッブルの大マゼラン星雲の超新星SN1987Aの素晴らしい画像

 我々の銀河の近くにある大マゼラン星雲の中にある超新星1987 Aと呼ばれる大質量星の自爆の光景は、きらめく星々や筋状のガスが背景となり息をのむような素晴らしさをかもしだしています。

 南半球の天文学者達は、1987年2月23日にこの星の光り輝く爆発を目撃しました。  

 NASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮った写真に写っている外側と内側の物資のリングで囲まれた超新星の残骸は、ガスの雲が広って天空の森のように見えます。

 この3色の画像は、1994年9月と1996年2月と1997年7月にハッブルの第2広視野惑星カメラで隣り合った領域を連続撮影した数枚の写真を合成したものです。  

 超新星の近くにある明るい青い星々は、大質量星でどれも我々の太陽の6倍以上の質量があります。  

 それらは、およそ1200万年前に超新星になったこの星と同じ世代の星々なのです。

 明るいガス雲が存在する事は、この領域がまだ若くて新しい星を育てるのに必要な物資が豊富にあるという証拠でもあるのです。

 超新星から高速で飛び出す物資は、その満杯の力で周囲のガスを熱して活性化させながら数年で内側のリングを掃き払ってしまい、これから10年以上宇宙を照らし出す天空の連続花火を演出するでしょう。

クレジット
ハッブル遺産チーム

SN1987A in the Large Magellanic Cloud (JPG 51 Kb)

SN1987A in the Large Magellanic Cloud (JPG 380 Kb)

http://oposite.stsci.edu/pubinfo/pr/1999/04/pr-photos.html



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