地上管制官達は、木曜日に打ち上げられた後、軌道上で安定した位置を維持できなくなったNASAの探査機を復旧させようと努力しています。
カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地から午後9時57分 EST に無事打ち上げられた広視野赤外線エクスプローラー(WIRE)は、2度目に地上局を通過する際にトラブルに陥りました。 アラスカ州のポーカー・フラット地上局は、 WIRE は軌道上の安定した位置にとどまっておらずスピンを続けており、予想よりも熱をもっていると決定しました。 WIREチームは、衛星の非常事態宣言をして、スピン率を下げ衛星を冷やすように試みるように衛星と通信をしています。 「衛星の復旧が、我々の最優先事項だ。」と、ワシントンDCにあるNASA本局の 宇宙科学事務所のミッションとペイロード開発部のディレクターのケンLedbetter、は言いました。 「この衛星は装置を冷却する為に冷凍水素を運んでおり、その水素が発散して温まり衛星のスピンを引き起こしたと考えている。しかし、現時点では衛星の管制官達は、何がこの状況を引き起こしたのか知っていない。」 メリーランド州グリーンベルトにあるNASAのゴダード・スペース・フライト・センターのデイビッド・エヴェレットがヘッドになって衛星復旧チームが組織されました。さらに特別事故調査委員会も発足します。 ftp://ftp.hq.nasa.gov/pub/pao/pressrel/1999/99-034.txt today@nasa.gov |