木曜日の探査活動はろーばーのとらぶるの為にとりやめられました。
これまで、パスファインダーチームは、成功の連続で、意気揚々だったのですが、このところトラブルがつづいています。 水曜日にローバーは、少し進み過ぎて、エックス線分光機を使って解析するはずだった、ヨギとよばれる岩に、のりあげてしまいました。 これは、ローバーが、その岩からバックして降りるまで、その装置を、使えないということです。 また、木曜日には、地球と火星との間の通信タイミングという問題から、一日中の作業を中止せざるをえなくなってしまいました。 パスファインダー着陸船への通信指令は、11分遅れて受信されます。 ミッションマネージャーのリチャード・クック氏は、「その過ちは、数時間も発見されなかった。それで、着陸船はその間、指令を受信することができなかった。」と、言っています。 クックはまた、「地球と火星の間の通信時差があるために、木曜日の夜の活動を、ローバーを元の位置にもどすという作業もふくめて中止するという決定をした。しかしながら、その夜はクルーもオフだった。」と語っていました。 「週末ぐらいは、休暇をとるよ。」と、余裕のクックしわ、「金曜日の夜に、作業を再開して、火星での8日目の日は、探査作業が再開されるだろう。」と言っていました。 なお、火星と地球の距離は現在、およそ2億キロ離れており、地球から電波が火星に届くのは、およそ11分後になります。 ローバーの前進速度は、秒速1センチで、地上からの指令以外にも搭載しているコンピューターの判断で危険を避けられるように設計されているということです。 |