2日遅れて、ディスカバリー号の飛行士達は、滑空降下してモハービ砂漠への絵に描いたように完璧な着陸を行い、ついに1週間後に出発する常駐乗り組員との競争ミッションを完了させました。
ブライアン・ダフィー船長とパイロットのパメラ・メルロイの操縦で、ディスカバリー号はロス・アンジェルス上空で2回の衝撃波音を轟かせて晴れ渡った青空のエドワーズ空軍基地へ向いました。 高度50,000フィートで手動操縦に切り換えたエドワーズのベテランパイロットのダフィーとメルロイは、手際よく白黒のシャトルを操り、滑走路22番へまっすぐになるように旋回しスムースな誘導で午前5時59分41秒に着陸しました。 「車輪停止。ヒューストン。」ダフィー船長はディスカバリー号の惰力滑走が止まった事を無線でヒューストンへ連絡しました。 「了解。車輪停止。ブライアン、あなたの素晴らしい着陸が、エドワーズ空軍基地の全員を幸せにしました。地球へお帰りなさい。そしてミッションのスーパー・サクセスをおめでとう。」とヒューストン管制室のDominic Gorieが応答しました。 「余りある言葉です。」とダフィーが応えました。 第100目のシャトル・ミッションは、10月11日にケネディ宇宙センターから打ち上げられてから530万マイルとオービット202を飛行して終わりました。 カリフォルニアへの着陸は1996年3月31日以来のことで、フロリダへ着陸してきた23回の連続記録は途切れました。 しかしNASAマネージャには、選択の余地がありませんでした。 フロリダでは日曜日、月曜日そして今日と危険な横風が吹き荒れ、さらにエドワーズも月曜日は低い雲と雨の問題がありました。 しかし、今日のエドワーズの天気は理想的なもので、ついにディスカバリー号は3日間で10回目になる着陸機会を成功させました。 全乗組員は、今夜はエドワーズで過ごして、明日早くジョンソン宇宙センターへ発つ予定です。 |