My Home Gallery

スペースフライトナウ ミッション・ステータス・センターから



----------------------------------------------------------------
19日午前00時01分(日本時間)

第100回スペースシャトル・ミッションの4回目で最後の船外活動が現在行われています。 船外活動飛行士のジェフ・ワイゾフ飛行士とマイク・ロペス-アレグリア飛行士の今日の作業は、Z1トラスから取っ手を取り外すこと、、Z1トラスのラッチが、1月に到着予定のアメリカの研究室モジュール「デスティニー」に電力を供給することになるアメリカの太陽電池パネル(12月に到着)を掴むかどうかチェックすること、ドッキング・メカニズムが「デスティニー」を支持できるどうか試験することです。

また最後の作業は、ジェット・バックパックの飛行試験です。


SAFERバックパック

ジェット・パックは、宇宙飛行士が緊急時に安全に帰還できるように設計されたものです。
このジェット・パックは、SAFERと呼ばれ船外活動でのレスキュー活動を容易にする目的のものです。
それは、船外活動を行う宇宙飛行士が着用する通常の宇宙服に取り付けられた小型のウェストポーチです、
ヒューストンのジョンソン宇宙センターのNASAのエンジニアが開発した SAFERは、3方向の推力を供給する24個の小型圧縮窒素ジェットを使います。それにより前進後退、上昇降下、両サイドへの移動が可能です。
複数のジェットの組合せを使うことにより、宇宙飛行士は、垂直軸に対しての回転、前後転、横転ができます。

----------------------------------------------------------------
19日午前00時51分(日本時間)

船外活動の飛行士達は、今日の仕事にすみやかにとりかかりました。
ジェフ・ワイゾフ飛行士は、アメリカの太陽電池パネルを結合してロックするZ1トラスのてっぺんにある「クロー」ラッチのサイクル試験を完了しました。
一方でマイク・ロペス-アレグリア飛行士は、これ以降は必要のないZ1トラス上のロボットアーム用の留め金具の取り外し準備をしています。

----------------------------------------------------------------
19日午前01時16分(日本時間)

Z1トラスの取り外し可能な留め具が外されました。
Z1トラスのデッキは、2ヶ月後のシャトル・ミッションで行われる太陽電池パネルの取り付け準備がいま完全にできました。

----------------------------------------------------------------
19日午前01時30分(日本時間)

現在、今日の船外活動を開始してから90分が過ぎています。
次に実施される仕事は、アメリカの「デスティニー」科学実験室が来年1月に到着した時にケーブルが接続されるZ1トラス底部にトレーを置くことです。

----------------------------------------------------------------
19日午前02時20分(日本時間)

船外活動の飛行士達は、国際宇宙ステーションのZ1トラスについている巨大なトレーのようなパネルの展開を完了しました。
このトレーは、まもなく到着する実験室モジュール「デスティニー」と太陽電池パネルの間を走る電源ケーブルと冷却パイプを保持します。 をホールドして、
マイク・ロペス-アレグリア飛行士は、打ち上げ時に畳まれていたこのトレーの展開作業を完了しました。
一方ジェフ・ワイゾフ飛行士は、来年到着する実験室モジュール「デスティニー」を掴む為にトラスに付いている手動接合メカニズム・システムのチェックの為の移動をすませています。

----------------------------------------------------------------
19日午前03時00分(日本時間)

今日の船外活動は、現在3時間目に入っています。
いくらかの工具のトラブルで、船外k活動はスケジュールよりも多少遅れています。
ワイゾフとロペス-アレグリア飛行士は、ジェット・バックパックの試験飛行進む前に、まだいくつかの作業を行っています。

----------------------------------------------------------------
19日午前03時50分(日本時間)

2人の船外活動飛行士は、EVAレスキュー装置SAFERジェット・バックパックの実証試の準備でテザーの設定を完了しました。
1人の宇宙飛行士がシャトルのロボットアームの端の上に立ち、彼のパートナーの釣り糸のような安全テザーをたぐりよせています。他のテザーは、宇宙ステーションからディスカバリー号のカーゴ・ベイに設置されているカメラの方へ50フィートから60フィート降ろされています。

----------------------------------------------------------------
19日午前04時00分(日本時間)

SAFERバックパックの試験が開始されました。

----------------------------------------------------------------
19日午前04時26分(日本時間)

ジェフ・ワイゾフ宇宙飛行士は、ジェット・バックパックでの旋回飛行を完了しました。
現在、マイク・ロペス-アレグリア飛行士が挑戦しています。

----------------------------------------------------------------
19日午前04時26分(日本時間)

マイク・ロペス-アレグリアは、ジェットパックを使って国際宇宙ステーション近くからシャトルのペイロード・ベイへ戻る素晴らしい飛行を披露しています。実証試験は、うまくいっているようです。






----------------------------------------------------------------
19日午前05時26分(日本時間)

ミッション管制室は、飛行士達が傷ついた船外活動飛行士をシャトルのエアーロックへ安全に戻すための技術訓練の為に、2人の船外活動飛行士が機能停止のふりをする今日の最終活動を実施できる時間があるか調べています。

----------------------------------------------------------------
19日午前06時10分(日本時間)

船外活動の飛行士達は、ディスカバリー号のペイロード・ベイの中の工具や装置を片付けています。彼らは1時間もしないうちにエアーロックへ戻ります。
NASAは、時間不足の為に傷ついた飛行士を救出する訓練を省略することを決めました。

----------------------------------------------------------------
19日午前06時57分(日本時間)

今回のシャトル・ミッションにおける宇宙ステーション建設の為の4回目で最後の船外活動は終了しました。
船外活動飛行士のジェフ・ワイゾフとマイク・ロペス-アレグリアは、午前6時56分(日本時間)にディスカバリー号のエアロックの再圧を開始して、6時間56分に及んだ船外活動の終了の合図を送りました。
STS-92の4回の船外活動の総所要時間は27時間19分となりました。



上記の訳文は記事の全容を伝えるものではありません。
誤訳の可能性もありますので、詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://spaceflightnow.com/shuttle/sts092/001017eva3/index2.html

-----------------------------------------------------------------  


   | Return to Main Page |