6月5日付け CNN Interactive TECH Space 掲載の論説記事

「ジョン・ホリーマンの The View from Space 」


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 宇宙担当のレポーターにとってフロリダのケープカナベラルからスペースシャトルの打ち上げを見るよりも興奮することはないでしょうね。CNN の打ち上げ編集事務所は、シャトルが宇宙へ飛ぶ承認を与えるファイアリング・ルームから通りを渡ったオフィスの2階にあります。そこからは完全な眺めです。

 火曜日のミールへの打ち上げに際してデビッド・ウルフ飛行士を我々は迎え、打ち上げの成り行について宇宙飛行士としての見解を述べてもらいました。彼はシャトルの内部で経験するよりもここの展望デッキで打ち上げを見る方がはるかに恐ろしいと私に教えてくれました。

 私もそうですが彼はシャトル・ディスカバリー号が離陸する時に地響きを感じ、地球の大気を切り裂いて軌道へと向かう時には空気がピリピリと鳴るのを体験しました。 

 シャトルとミールは予定通り火曜日午後にドッキングし、CNN の視聴者はミールに搭載されたカメラでそれを生で見る事ができました。シャトルのテレビ中継システムはミッションの最初の数日は作動しませんでしたが、ドッキングの後は飛行士達が規定時間を越えて修理を行ったので我々はシャトルとミール両方のテレビ中継を見る事ができました。

 ロシアもまた時間やお金を超過して費やし彼らのテレビシステムを使って、ドッキングの画像やミールでの歓迎セレモニーを中継するように援助しました。



最初の宇宙ステーションの打ち上げ日が決まる。

 シャトルが火曜日に打ち上げられる前に、NASAやその他の国際宇宙ステーショ ンの参加国が、我々がこの数ヶ月間話してきたような事を発表しました。つまり、新しい国際宇宙ステーションの各部の打ち上げ予定日の変更です。最初のピースであるアメリカが出資してロシアが製造するコントロール・モジュールは11月20日に打ち上げられる事になりました。

 このモジュールは新しく「サンライズ」と名前が付けられました。「機能カーゴブロック」とか「宇宙牽引船」よりは少しばかり詩的な名前ですよね。このモジュールはそれ自身で軌道を維持し燃料を蓄える機能を持っています。またそれは後から打ち上げられるピースがステーションとドッキングし拡張していくようなシステムを提供します。  

   11月にはCNN はモスクワやバイコヌアやカザフスタンを訪れて皆さん達を、かつてなかった大規模国際プロジェクトとして打ち上げられる「サンライズ」とその秒読みの報道にお連れします。

 ステーションの2番目のピースはシャトルで12月3日に宇宙へ運ばれます。それは、この数年「ノード1」として知られ、アメリカやロシアその他の国のピースをつなぐ為に使われます。

 それも又「ユニティー」という新しい名前が付けられました。ロシアが出資と建造を行うサービス・モジュールは4月に打ち上げられる予定です。1ヶ月や2ヶ月遅れても驚かないでくださいね。でもそれは、ステーションの残りの部分を接合したり乗組員の居住場所を提供する為に時間通りに打ち上げられるでしょう。

「ユニティー」はロシアがステーションに提供するハードウェアーでは最も重要なピースです。それはミールの中心モジュールに非常によく似ていますが、内部はより近代化された装置や最新のコンピューターが装備されています。



ミールは海洋へ

ロシアとNASAのマネージャーはミールがこの夏にその高度240マイルの現在の軌道を離脱し始めることを了承しました。ステーションは来月から18ヶ月をかけてゆっくりと地球の大気のほうへ押し下げられていきます。

 NASAの当局者は、自分達はミールはこの春にも乗組員に乗り捨てられて、来年初夏までには新しく設計されたプログレス・ロケットで海洋へ落とされると思っていると個人的に教えてくれました。そうする事でロシアの製造業者や管制官達は新しい宇宙ステーションの為にもっと時間をさくことができるのです。宇宙ステーションは軌道に上がった最初の年はロシアから管制される事になっているのですよ。



第二世代のハッブルにむけて作業中

 ちょうど先週、天文学者達はハッブル宇宙を望遠鏡からの画像を使って遠い所にある二重星によって形成されていると思われる太陽系の惑星を発見しました。

 来週バルチモアで宇宙望遠鏡科学協会の説明が行われます。ハッブルを管制している同じチームが望遠鏡更新の運営を引継ぎました。

 新しい望遠鏡は2007年に打ち上げられ、現在入手できる物よりも鮮明な宇宙の画像を提供します。新しい望遠鏡はまだ資金を供給されておらず、現在製造も行われていませんが、おそらく行われるでしょう。ハッブルは2010年まで軌道に残って宇宙の画像を私達や私達の子供達に将来に渡って長い間送り続けることになっています。

 来週 CNN やここの View from Space では多くの人がそこにいるべきでないと言ったシャトルの乗組員メンバーのバレリー・リューミンの事にせまってみます。

 我々はまた、来年早くにも地球の低軌道へ旅客を運ぶ為の宇宙船を個人的に建造しているパイロットと調印した大手の航空会社のパイロット、バーン・カードル氏との会見も持ちます。

 皆さん達は彼の努力次第では地球の低軌道でこのレポートを読むようになるかもしれませんね。来週もっとお伝えしましょう。

 
 

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http://cnn.com/TECH/space/9806/05/holliman/index.html


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