土曜日に宇宙へ打ち上げられた日本のプラネットB火星探査ロケットは、別の星へ打ち上げたことのある冷戦時代の2つの超大国以外では初めて、国家的な成果を始めました。
450キロの名前の無い探査機は日本の南部にある鹿児島宇宙センターから問題無く打ち上げられたと、実況中のNHKテレビは伝えました。 打ち上げ後に「Hope」と言う意味の「望み」と命名されたプラネットBは、1999年10月に火星から写真や実験データを送ってくる事になっています。 日本は合衆国とロシアについで惑星探査ミッションを試みた唯一3番目の国になりました。ヨーロッパ宇宙機構がアメリカと共同でカッシーニ探査機を土星へ打ち上げていますが独自で行っているミッションではありません。 7月4日を打ち上げ日に選んだ理由の1つは、アメリカのマーズパスファインダーミッションの記念日を祝福する為だと職員は言っています。 しかし、劇的な火星表面の画像を世界へ伝えたパスファインダーとは違って、日本の探査機は火星の高い軌道から実験を行います。 プラネットBは、地球でのスイングバイを2回行って、10ヶ月間で7億キロメートルを旅するのに必要な速度を得ます。 110億円を投じた探査機は、火星へ到着すると火星の大気の実験を行い、それが太陽風にどのように反応するかを研究し、宇宙へ逃げ出している酸素の割合を測定します。 プラネットBはまた、火星の大規模な砂嵐の写真を撮り、高周波パルスを使って火星表面下の水の形跡を探ります。 日本は探査機からの送信データの受信を、アメリカNASAの深宇宙追跡ネットワークに依頼します。 日本の次期計画には、2002年に太陽系にある数千個の小惑星の1つから岩石のサンプルを持ち帰るロボット探査ミッションなどがります。 ------------------------------------------- |