資金不足の為にミッションがキャンセルされる恐れのある次のミールの乗組員達は、自分たちは科学プログラムをカットしなくてはならないだろうと金曜日に述べました。
「我々には十分な食料や衛生的な品が十分にある。」とクルーの指揮官であるジェナンディー・パダルカは記者会見で述べました。しかしながら、当初4回に予定されていた船外活動は資金不足のために2回しか行われないだろうとも彼は語りました。 また2つの供給品を積んだ輸送飛行船があるにもかかわらず、クルー達は6ヶ月に1回しか受けとらないようにステーションで切り詰める事になっています。 パダルカと共にするクルー達には、フライトエンジニアのセルゲイ・アブデイフやエリチン大統領守備諮問会の前の秘書官であるユーリー・バツーリンがいます。 訓練をしているバツーリン49歳宇宙物理学者は、「宇宙への飛行は生涯の夢だった。」と語りましたが、資金問題が彼のフライトを3週間から13日にカットしてしまいました。 ロシア宇宙局の資金不足は、当局がミールを来月にも放棄しようかと議論する程悪化しています。 先月、政府は最終的に、昨年のミールの運営の為に借り入れた6億ドルを支払うと約束し、宇宙当局は1999年6月までステーションを軌道を維持できると語りました。 ミールを地球の方に下げる制御を行うのに、宇宙局は数回輸送飛行船を打ち上げてステーションにドッキングさせ、エンジンを使って低軌道へ誘導する計画を立てています。ミールのほとんどは、地球の大気圏へ再突入した時に燃え尽きてしまい、大きなピースは海へ向かって墜ちていくと思われています。 |