太陽を観測中に消息不明となったSOHO探査機は、宇宙をどうしようもなくゆっくりとスピンしている所を発見されたと天文学者が月曜日に発表しました。
NASAの天文学者は、故障した衛星はプエルトリコにあるアレシボ電波望遠鏡を使ってその位置が突き止められたと語りました。 SOHO衛星は、10億ドルを投じたNASAとヨーロッパ宇宙機構の共同計画で進められていました。 しかし、SOHOミッションの管制官達は6月24日に衛星とのコンタクトを失い、それからずっと通信を再確立させることができずにいました。 今月はじめにNASAが発行した第一次報告書では、命令系統のフトウェアーとコンピューター制御システム上の欠陥が衛星を操縦不能にしてスピンに陥れたとしています。 衛星が動いて太陽の方を向かなくなると、ソーラーパネルはそれ以上電力を通信装置に供給しなくなり、SOHOのアンテナも地球を向かなくなります。 新たなデータはミッション管制官達が期待していた事を確認させました。つまり、衛星はまだ宇宙の当所の位置の近くにいて、1分間に1回という割合でゆっくりと回転しているという事です。 ミッション管制官達は、衛星がスピンを続け最後には太陽と適切な角度をなす事を期待して、これから数週間はSOHOとの通信再確立を試み続けると言っています。 もしそれが起これば、通信が再確立する可能性があります。もし衛星が他のダメージを受けていなければ、太陽観測を予定されている2003年まで続けることができます。 --------------------- |