ミルキーウェイの重力が、隣の2つの小さな別々の銀河を引き裂いていると、オーストラリアの天文学者が水曜日に発表しました。
大小マゼラン星雲の周縁に最も近い部分を強く引く事により、ミルキーウェイは、これらの銀河を切り開いて、莫大な水素ガスの流れを解放していると、科学者達はキャンベラで開かれたオーストラリア科学アカデミーの会合で報告しました。 彼らの報告は、ワシントンのアメリカ天文学協会から届けられる声明文で一般に公表されます。 マゼラン星雲は地球のあるミルキーウェイの10分の1よりも小さい比較的小さな銀河です。それらは、我々の銀河の縁の外側を回っています。 科学者達は、政府所有の共和国化学産業研究機構によって開発されたパークス電波望遠鏡の新しい合成ビーム装置を使いました。パークスの装置は普通は、他の方法では見る事のできない淡い隠れた銀河を探るのに使われます。 論争の決着 この装置で作られた銀河の残酷な画像は、2つの小さな銀河から流れて来る水素ガスの川のような為にマゼラン・ストリームと呼ばれている流れの起源についての25年間に渡る論争に終止符を打ちました。 1973年に最初に発見されたマゼラン・ストリームはマゼラン星雲からミルキーウェイの大部分の周囲をアーチ状に広がっています。しかし、科学者達はそれがどのうようにしてそこにあるのか論争して来ました。 「しかし数年を経て我々は、2つの選択肢にまで答えを絞って来ていた。」と合成ビームプロジェクトの科学者のリーダーであるリスター・ステブリー・スミスは声明文で述べています。 科学者の中には、水素ガスは、マゼラン星雲がミルキーウェイの周辺を通り抜けた時に星雲から剥ぎ取られたできた物だと考えていた人もいました。しかし最新画像は、この物資はミルキーウェイの引力によって星雲の縁近くから剥ぎ取られているという別の理論を確認できる事が明らかになりました。 マゼラン星雲は星雲としては比較的地球に近く、大星雲は16万光年、小星雲は19万光年の距離にあります。 |