アメリカ国防総省の当局者は、北朝鮮の衛星打ち上げに成功したという宣言に「深い疑問を抱いている」と語っています。しかし、諜報機関の当局者は「我々はこの事を無視できない。」とCNNに伝えました。
月曜日、北朝鮮は日本の領空を横切ったミサイルを発射し、ワシントンと東京に警報を出しました。日本とアメリカはこのミサイルは、核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイル「テポドン」であると語りました。 しかし金曜日に北朝鮮は、アメリカと日本が無用な騒ぎを起こしていると非難し、月曜日に打ち上げたのは、衛星を無事に軌道に乗せた3段型のロケットだったと語りました。 アメリカの専門家達は、テポドンが物体を軌道に乗せる能力があるのかどうかについては意見が分かれています。国防総省の上層部の担当官は、宇宙にあるソフトボール大の物体まで追跡できる、コロラドのアメリカ宇宙司令部は、今のところ新しい宇宙の物体は何も探知していないとCNNへ伝えています。 また諜報機関の情報筋はCNNに、アメリカは、北朝鮮と衛星間で通信する時のいかなる送信電波も確認していないと語っています。 しかしながら、軍事担当者は、彼らが衛星を98.9.5打ち上げていないという事を発表する前に情報の2重チェックを行っています。 日本の総理大臣ケイゾー・オブチもこのロケットが衛星を運んだと言う事を疑っていると語りました。 木曜日、日本と韓国は警戒態勢を強化する為の部隊を置き、軍事協力を強化する約束をしました。彼らは、北朝鮮は2度目のミサイルテストの準備を進めていると思っていると言っています。 しかしながら、アメリカの諜報機関の担当者は、CNNに対して北朝鮮が2度目のミサイルテストの準備を進めている兆候は確認していないと語っています。 |