CNNで以下のような内容の記事が報じられています。

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 火星へそしてそれを越えて、NASAは忙しい年になりそうです
 宇宙局の評価は、今年はNASAにとっては大きなものになりそうです。今年は、
当局は、宇宙へ英雄を再び送り出す計画を立てていますし、新しい宇宙探査機を打ち
上げ、国際宇宙ステーションの作業を開始し、設立40周年も祝う年になります。

 今年NASAは、アンドリュー・トーマス飛行士をミール宇宙ステーションへ送り
デビッド・飛行士を帰還させました。トーマス飛行士はミールへ搭乗する最後のアメ
リカ人飛行士となります。
 しかし、最も大衆の注目を集めるイベントは、ジョン・グレンを再度宇宙へ送る計
画でしょう。グレンは、アメリカで最初に地球の軌道に乗った飛行士で、1962年
2月20日に4時間55分の飛行を行いました。彼は、宇宙局から「人間の缶詰」と
冗談で表現された程とても窮屈な小型ロケット、フレンドリー7号カプセルに無理矢
理に詰め込まれました。

 現在オハイオ出身の4期目の上院議員であるグレンは、1998年10月29日に
打ち上げられる10日間のミッションで、宇宙における老齢者の研究を行います。彼
の称号はペイロード・スペシャリストとなります。

 グレンは、打ち上げの時は77歳になっており、アメリカが宇宙へ送った他のどの
飛行士よりもはるかに高齢者です。グレンのミッションはNASAが1998年に打
ち上げる6回のシャトルミッションの一つと言うことになります。

 NASAはまた、国際宇宙ステーション建設の最初の舞台にも参加しています。先
頃、15カ国の代表が、国際宇宙ステーションの設計、開発、運用と利用の協力体制
に関する協定に調印しました。

 ロシアは6月に宇宙ステーションの最初のモジュールを宇宙に打ち上げます。
NASAはそれに続き、最初のアメリカで作られた二つのコンポーネントをエンデ
バー号に乗せて送り込みます。7月には、シャトルがノード1と二つのマッチングア
ダプターを軌道に運びます。

 この夏には、NASAは、科学者達に接近した小惑星の画像を提供したり、
NASAの新ミランニューム計画の一部である新技術の試験を行うように計画され
た、二つのディープ・スペース計画をスタートさせます。ディープ・スペース1では
小惑星まで接近し、火星を通り過ぎ、彗星を調査します。1999年1月に打ち上げ
予定のディープ・スペース2の計画の目的には、マイクロプルーブを送り込んで火星
の土壌を研究し、その表面の下に水が存在するかどうかを決定する内容も含まれてい
ます。

 現在、土星へ向かって飛行しているカッシーニ探査機や、月の軌道を回って月面上
の水を探しているルナ・プロスペクターなどの進行中のプロジェクトが、1998年
中には科学的結果を生むでしょう。
 そしてこれらの活動のさなかの10月1日に、アメリカの宇宙局は自らの40周年
を祝います。  



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 (曜日、日付、時刻は日本時間に直して訳しています)
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