ＣＮＮで以下のような内容の記事が報じられています。
（詳細は下記のページでご確認ください）
CNN Interactive TECH Space
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ロシアの飛行士がＱＶＣで火星の岩や宇宙服をテレビショッピング
ロシアの飛行士が、軌道上のミールステーションから衛星中継で生放送されるケー
ブルショッピングチャンネルに登場し、前フライトエンジニアーのアレキサンダー・
ラツキンがニューヨーク・コメディー・クラブのステージから解説役を努めます。
これは冗談ではありません。ロシア人は、宇宙服や隕石や火星の岩で商売をするつ
もりの様です。彼らの取り引きの内容は明らかではありませんが、ＱＶＣテレビは
「この契約のいくらかは、国の不安定な宇宙計画に寄与するだろう。」と言っていま
す。
金曜日、４０歳のラツキンは、タイムズ・スクウェアー・ホテルのロビーで、以前
には宇宙からしか見たことのなかった町を眺めながらぶらついていました。「最も明
るい都市の一つなんだよ。（この町は）」と彼は語りました。
彼は、しばしばトラブルを起こしたミールに１８６日間滞在した時にすっかり使い
古した手袋をもってロシアから到着しました。つかんでいる三つの宇宙服もまたミー
ルで使い古された物です。しかしこれらは他の所から手に入れた物だとＱＶＣテレビ
のプロデューサーのテリー・トロック氏は言っています。
ショッピングチャンネルは彼に交通費を支払っていますが、「私は販売目的に来た
のではなく、一般の人の教育に来たんだ。それが私の本来の役目だ。」と語りまし
た。
役目が何にしても、今回のテレビを使った行動は、ソビエト共産主義の基で育った
宇宙計画や飛行士にとっては、かなりの冒険的事業であると言えます。１９９７年７
月にミールと輸送飛行船が衝突したときに、バジリー・ツイブリヤフ船長は、イスラ
エルの会社のデイリーコマーシャル撮りの為に、宙に浮いたミルクを飲んでいまし
た。
二日前にロシア宇宙局のチーフのユーリー・コプテワはタス通信に対して「ミール
は広告の為の道具として定期的に使われるでしょう。それは、私たちにとっては、車
や食品の広告と何ら違うものではありません。広告が法律や倫理道徳を犯さないとい
うことだけが条件なのです。」と伝えました。
ミールに登場しているアメリカ人飛行士アンディー・トーマスを探さないで下さ
い。ＮＡＳＡはそれに気づいているけども、彼は販売促進の道具に加わりたくないの
です。
ＱＶＣテレビを見る不眠症の人々やテレビショピングファンの多くにはプラスチッ
クケースに収められた１１個の火星の小さな岩石が提供されそうです。ＱＶＣの職員
は「科学者によって鑑定されたこれらの岩石は、サイズに応じて９０ドルから
２５００ドルで売りに出される。」と語りました。
「ここには、８５０ドルから２５００ドルまでの１５個の隕石があります。ロシア
とアメリカの宇宙飛行士がミールの船外活動の時に使ったのと同タイプの３つのロシ
ア製の「スコールKV-2」宇宙服を、各２５０００ドルで買うことができます。どれ
も重量は２２ポンドで、ブーツ、手袋、加圧フード、それと全ての付属品が付いてい
ます。」とＱＶＣは宣伝していました。
最新の舶来品は、アメリカ製の「スペース・ペン」で、すでに地球の特約店でも
扱っています。ロシアの宇宙飛行士の仕事は、無重力の状態であらゆる角度でこのペ
ンの使い方を実演することになるでしょう。
「私たちは、スタジオに２万平方フィートのハウスを建て、本場の製品の実演を行
います。」とＱＶＣの副社長でありプロデューサーのフレッド・シーゲル氏は語りま
した。
でも、「スペース・ペン」の実演は宇宙以外のどこで行うのでしょう？？
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（曜日、日付、時刻は日本時間に直して訳しています）
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