CNN Interactive TECH Space は
「ジョン・ホリーマンの The View from Space
」
というコラムを掲載しています。
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それによると、
月曜の夜(アメリカ東部時間)無人輸送船プログレスがミールに接近した時に、
コースを保つ為の自動ドッキングシステムが故障し、地上管制室の要請で急遽タル
ガート・ムサブヤフ船長が操縦を替わりうまくドッキングさせるというトラブルが
あったそうです。
アンディー・トーマス飛行士のテレビのインタビューによると「彼(船長)にとっ
ては通常のドッキングに見えた」ということです。このトラブルによるしばらくの緊
張の後、三人の飛行士はプログレスを開け、地球からの供給品を手にしました。この
数週間では初めての新鮮な果物や野菜、新しいスラスター装置、船外活動の際にハッ
チを開けるのに使う新しい道具(前回の船外活動の時に壊してしまっている)を手に
入れたそうです。
前回の船外活動の時に飛行士たちは、ハッチの掛け金の一つを開けようとして三本
のレンチを全て壊してしまい、ハッチを開ける事ができませんでした。次の船外活動
は4月1日に予定されているそうです。
ミール船上でもう一つの問題は、この数日間アメリカ人飛行士トーマスとロシアの
飛行士たちの会話がないことです。トーマスは常にこのステーションから逃れる必要
性があることも含め、自分が予想もしなかった多くのことを経験していると言ってい
るそうです。彼は音楽を聞いたり、コンピューターゲームをやったり、小説をよんで
気を紛らしているそうです。
国際宇宙ステーションの最初のセグメントの打ち上げは遅れそうです。NASA
は、現在のスケジュールである6月から7月にかけての打ち上げを8月から9月にか
けて打ち上げるバックアッププランを考えているそうです。この遅れは別のシャトル
のペイロードをオンタイムで打ち上げる為に起こりました。最初のステーションの二
つの構成部は、ロシア製のスペース・タグとアメリカ製のノード1コネクティング・
トンネルで両方とも打ち上げの準備はできているそうです。
このステーションに最初の乗り込む乗組員のミッションは来年早々に開始される予
定ですが、NASAのスポークスマンによると最初の二つの構成部の打ち上げが遅れ
てもこのミッションはそのスケジュールで行われると語っているそうです。
ゴア副大統領は、カラーテレビカメラを搭載した衛星を地球から百万マイル離れた
軌道に打ち上げ、我々の地球の太陽の光が当たっている部分のカラー画像を四六時中
提供できるようにするよう要請しています。
この衛星打ち上げには5千万ドルの費用がかかり、NASAは既に事前の計画の作
業に入っています。副大統領はこの衛星はシャトルから放出され、衛星が撮った画像
はインターネットや24時間のスペースチャンネルに送り返されるだろうと語ってい
るそうです。
私達には、すでに気象衛星があり、同じような事をしているのに、何故こんなにお
金を使って地球の生の画像を提供する価値があるのかと尋ねる人もいるでしょう。簡
単には答えられませんが、気象衛星はその軌道上の理由でカラー画像を送信すること
ができません。それらは、地球に対しての静止軌道にあるのので、(地球と一緒に自
転し)太陽の影の暗夜のほうに回り込むと何も見えなくなるのです(実際はレーダー
撮影を行っている)。
副大統領が提唱しているカメラは地球から百万マイル離れた軌道にあるので(ラグ
ランジュ点と呼ばれる太陽と地球の重力均衡点にあるため地球からはいつも太陽側に
位置する)、地球の太陽の光が当たって明るい部分を常に撮影することができるので
す。
ということですが、要約ですので詳細は下記のページでご確認ください。
http://cnn.com/TECH/space/9803/19/holliman/index.html
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