CNN Interactive TECH Space は

「ミールの新たなトラブル、乗組員の過労とうだる暑さ 」

という記事を報じています。

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それによると、

 ミール宇宙ステーションは、ミッション管制室が話している事よりも更に問題を抱
えているようです。

 ステーションの部分的室温は95度F(35度C)まで上昇しており、新しい空調機
を付けても乗組員に不快な82度F(28度C)を保ったままだそうです。

 NASAのアンディー・トーマス飛行士は、ミール搭乗8週目を迎え人間の癌細胞
を育てる実験を行っていますが、室温の上昇や実験器具の不調で時間がかかっている
そうです。地上管制室の無線呼び出しでトーマスは「自分は、自分の余暇の全てを
使って実験装置が適切に作動するように努力している。細胞の成長メカニズムのいく
つかは、明らかに大切なことで実験の目的なのだろうが、自分には理解できない。」
と不満をもらしていたそうです。

 ミールの船長タルガート・ムサブヤフは地上管制室に対して無線で「乗組員は完全
に働き過ぎだ。誰も十分な睡眠を取っておらず、その結果ステーションのオペレー
ションを維持していく上で多くの人為的な過失が発生している。」と言っていたそう
です。

 先週のプログレス輸送船のドッキングの時も、自動で行われると思われていたドッ
キングが最後の数秒になってミールの乗組員による手動操作に切り替えなくてはなら
なくなりました。トーマス飛行士はテレビのインタビューで「ドッキングは船長に
とっては普通に見えた。プログレスがミールと接触するとミールは振動し二つの船を
シールドする掛け金がかかった。」と語っています。 ロシアの管制室は昨年7月の
輸送船の事故で、ドッキングの最後の数分の手順を変更してから非常に注意深くなっ
ています。

 ところで、トーマス飛行士は、公然とは不平を言ってませんが、個人的には違うよ
うです。モスクワは彼に家族や友人から届いた電子メールをすぐに送っているとは思
えません。彼は地球からの電子メールを一ヶ月間も待たなくてはならないのです。
オーストラリア生まれのトーマスにとってのミールでの最初の8週間は、彼に時折、
孤独感や寂しさを感じさせたようです。
 


ということですが、要約ですので詳細は下記のページでご確認ください。

http://cnn.com/TECH/space/9803/19/mir.troubles/index.html

CNN Interactive TECH Space





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