CNN で以下のような記事が報じられています。
http://www.cnn.com/TECH/9801/06/lunar.prospector.update/index.html
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ルナプロスペクターは爆音とともに月へ出発
ルナプロスペクター無人探査機は、水曜日の午前爆音とともに宇宙へ飛び立ちまし
た。25年前、人類が最後に月面に足跡を残してから、NASAにとって最初の月探
査計画の始まりとなります。
ロッキードマーチン社のアシーナ2型ロケットは、地球と月が直線上にならぶわず
か4分間の「ランチウィンドウ」を通り抜け、無事に探査機を運びました。
この打ち上げは昨日行われるはずだったのですが、アメリカ空軍のレーダーのパラ
ボラアンテナが故障し、これを技術者が直すのに5時間を費やし、1日間の延期を強
いられました。
このレーダーはフロリダの海岸に設置されている三つのうちの一つで、ロケットを
安全性の理由で追尾するのに必要なものです。
打ち上げは水曜日に変更されました。短い「ランチウィンドウ」は、最も燃料を効
率よく使うことのできる月までの軌道に乗る為の打ち上げ制限時間です。
NASAのスポークスマンによると、レーダーのトラブルは打ち上げ前に回復した
と語りました。「われわれは、順調な状態にあり、レーダーのテストもうまくいっ
た。技術的問題には何も直面していない。」
NASAがルナプロスペクターを水曜日にも打ち上げられなかった場合は、地球と
月が都合のよい位置になって再挑戦できる2月3日まで待たなくてはならないところ
でした。
水を求めて
4フィートで650ポンドのプロスペクターは、月の表面から63マイル上空の軌
道を回って氷やガスや鉱物を探します。特に科学者達が、氷の彗星がぶつかって集
まった水が凍っていると信じている月の南極に焦点が絞られています。南極は完全に
暗闇になる月の唯一の場所なのです。
1994年のクレメンタイン探査機で支持された理論から、月には10億トンの水
があると信じている科学者もいます。
探査機のレーダーの指示値は氷の存在を確認したようにも見えたのですが、多くの
科学者達は懐疑的です。幾人かの科学者は、探査機が見つけたのは、凍りなどでは全
然なく、クレーターの急勾配にある荒れた区域だと思っています。
6千500万ドルの費用で行う、ルナプロスペクター計画は、特に1969年から
1972年にかけて12人の人間を月に送り込んだ数十億ドルかかったアポロ計画と
比較すると格安です。
日曜日に周回軌道へ
探査機には5つの探査装置が装備されています。その中には、水の中の水素原子を
探し出す事のできる電化された「占い棒」もあります。もし月に水が存在するなら
ば、将来の開拓者達はそれを科学分解させて、水素と酸素に分け自分たちで使うロ
ケット燃料を作り出すことができるのです。
プロスペクターは4日半の飛行の後、月の極を回る軌道に到着することになって
います。そして一ヶ月以内に表面に氷があるかどうかを知ることができるはずです。
それはまた、月面の組成を測定し、磁場を探しだし、月の外側の地殻の中にある重
力的に反する物の地図を作ります。およそ一年以内に燃料を使い切ると、探査機は月
面に墜落します。
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