4月15日付け CNN Interactive TECH Space 掲載の論説記事

「ジョン・ホリーマンの The View forom Space 」


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 火星の顔への関心で、私が個人的には返事が出せないくらいの電子メール(今週は
300通)を頂く事になりました。そこで、ここで私の知っていることをお話するこ
とにします。私は、NASAのダニエル・ゴールディン長官と会見し、彼はサーベイ
ヤーは、火星の顔があるサイドニア地帯の写真を、皆が満足するまで撮り続けると、
私に語りました。

 多くの皆さんが、NASAが火星の顔に関する情報を隠そうと陰謀をもっていると
書いてきました。それで、私はゴールディン長官に顔がある地域の可能な限りの情報
を提供するように頼みました。彼はそれを承諾し、私も彼を信じます。サー
ベイヤーのこれからのミッションで何が起こるかを見守ることにしましょう。

 皆さんたち全てに電子メールの返事を出すことができないことをお詫びします。で
も、当面は以上ことで満足して頂けると思います。私は、宇宙開発へ、とりわけ顔に
ついての話題にだと思いますが、こんなに多くの皆さんが関心をもって下さる事実を
本当に高く評価します。


軌道上の動物園

 シャトルは、今週にこれまでで最も長いミッションの為に打ち上げられます。コロ
ンビアは少なくとも16日間、おそらく17日間になるでしょうが、軌道上にいるこ
とになりそうです。120匹のねずみや、4匹の魚、そして多くの種類の動物達もそ
こにいます。

 NASAの科学研究室のアーノルド・ニコゴーシャン博士は、コロンビアのカーゴ
ベイの実験モジュールで26種類の主な実験が行われると指摘しました。脳は人間の
身体のなかで最も複雑で、よく理解されていない部分ですが、無重力で脳を働かすこ
との研究が、今回の全ミッションの焦点になります。このアイデアの目的は、無重力
で脳がどのように働くかを調べ、その知識を使って神経的な病気を克服するのにいか
に役立たせるかを見いだす事なのです。

 シャトルは、アメリカ時間の木曜日午後2時に打ち上げられ、皆さん達はCNN や他
のネットで見ることができます。(1日延期されています)

 私たちにとって、大変おもしろい事が日曜日の夜午後6時EDT(再スケジュールで日
本時間では火曜日午前7時)に起こります。私は、コロンビアに乗っている全ての動
物の世話をしているリック・リネヘン獣医と話すことになります。彼は、コロンビア
の他の6人の乗組員をとりまとめています。父ジャックの跡を継いで世界を冒険して
いるジーンミッチェル・クストー氏も私達に参加します。私達は世界中の海洋の事や
クストー氏とリネヘン氏二人の研究について語ります。私は、飛行に先だってお二人
に、誰もがTVチャットで興奮するようにお話をしています。

 ミールに搭乗している飛行士もCNNに参加します。帰還して2ヶ月になるデビッ
ド・ウルフ医師もその日、現在ミールに搭乗しているアンディー・トーマス飛行士に
続いて我々に参加します。二人の飛行士が、我々視聴者と一緒にロシアの宇宙ステー
ションに対する考え方を比較する意味でおもしろいものになるはずです。


最新の商用宇宙航空界

 私は今週、商業契約者や軍やNASAによって未来の宇宙での仕事の最新情報を得
ると約束しました。実は、コロラドスプリングスで行われた合衆国宇宙シンポジュー
ムから60ページにも及ぶメモをもってかえって来たのです。私は、その中から最重
点項目を抜き出して今週中にも私が学んだ事を皆さん達に伝えたいと思います。  

 まず第一に、新しいロケット打ち上げ業者が市場に参入してきます。ロッキード・
マーチン社は巨大なアトラス3型ロケットで10000ポンドのペイロードを軌道に打ち
上げると発表しました。それは、旧型のアトラス2型ロケットの2倍の量を軌道に上
げる能力を持っています。アトラス3型ロケットの最初の飛行は、おそらくケープカ
ナベラルから12月に打ち上げられる事になりそうです。このロケットは1ポンドの
サテライトにつき10000ドルの費用を節約できるのです。これは通信衛星を打ち上げ
たい人にとっては朗報です。

 また私は、お互いに宇宙を利用する方法を競って改良している色々な会社のパネル
ディスカッションを聞きました。例えばイリジューム社は、すでに多数の通信衛星を
地球の低軌道に打ち上げています。そしてこの夏までには、70以上の小型衛星を軌
道に乗せて、地球上のいかなる場所からも送信できるセルラーホーンを使って電話を
かけられるようになります。他の契約会社もイリジューム社に対抗し、ボイスコール
と同じようなコンピューターメッセージを送る機能を電話に持たせるように計画して
います。
これらは来年までには準備ができるそうです。

 CNNはもっと進んだ衛星中継画像を皆さんにお送りたいと思っています。6つの
主要な会社が、200マイル離れた場所から、事件が起こったほぼ同じ時間で皆さん
にニュースイベントを伝える衛星画像についても言及していました。皆さん達は近い
将来に宇宙を利用した商業活動の結果を見る事になるでしょう。

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http://cnn.com/TECH/space/9804/15/holliman/index.html


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