5月12日付け CNN Interactive TECH Space 掲載の論説記事

「ジョン・ホリーマンの The View forom Space 」


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 私は、今週ヒューストンのNASAジョンソンスペースセンターに一連のブリー
フィングを聞く為にいます。まず、私は次のシャトルのミッションの事を聞きまし
た。そのミッションは、STS-91 と呼ばれ、最後にはディスカバリー号をミール宇宙
ステーションまで送るものです。主な目的は、ミールに4ヶ月前から搭乗してきたア
ンディー・トーマス飛行士を連れて帰る事です。

 これはすてきなミッションになりそうです。アンディーと一緒に、アメリカの科学
装置も地球へ持って帰ります。シャトルの背中には特別なペイロードが装備されてい
ます。それは、アルファ磁気分光計と呼ばれ、ノーベル賞に輝くマサチューセッツ工
科大学のサム・ティング博士によって設計されました。

 ティング博士は、このペイロードは宇宙の中の反物資を見つけるだろうと言ってい
ます。クルーはそれをテストし作動することを確認しました。作動するとこの装置は
2002年の国際宇宙ステーションまで3年間浮遊します。私はティングに何故反物
資を見つける事が重要なのかと尋ねました。彼は、それ(反物資)は、私達が考えて
いる宇宙の起源という物を根底から変えてしまうだろうと答えました。


ミールを終了させる準備

 私は、ロシアのシャトルーミール計画を率いていながらシャトルで飛行するバレ
リー・リューミンと話ました。彼は取り替える事ができないミールの全てのピースを
点検し、これ以上長く運用ができるかどうかを決定すると言っていました。ミールは
運用後13年目になります。

 ミールに関して作業をしているロシアの宇宙設計者は、彼は来年半ばまでにそれは
地球へ戻るだろうと見ていると私に語りました。今月ミールへ向かうプログレス(無
人貨物宇宙船)は、ミールを地球の大気圏へ落下させて破壊させる為の第一段階とし
てその軌道を200マイル下げるのに使われます。ロシア人が我々に伝えている事と
は反対に、彼らは現在、一つのピースとして残したまま全体を大気圏に突入させる計
画を持っています。当初彼らは私達に、それぞれのモジュールに分離して、一つづつ
大気圏に落としたいと言っていました。しかし、ピースごとに破壊させる為にそれぞ
れロケットを打ち上げる事はあまりにも費用がかかるのです。

 最後のシャトルーミール・ミッションをリードするチャーリー・プレコートは以前
に2回シャトルでロシアのステーションへ飛行しており、シャトルがアプローチ中に
ミールを近距離からみる事は全く神秘的な体験だったと私に語りました。彼は太陽が
バックにある時にミールを見ると周囲に後光がさしたかのように見えると表現してい
ました。


グレンの帰還準備

 ミール・ミッションのフライトエンジニアーとなるウェンディー・ローレンスは彼
女の父はジョン・グレンと共にサバイバル訓練を受けた戦闘機のパイロットだったと
私に教えてくれました。彼女も先月上院議員と一緒に水の中でサバイバル訓練を受け
たと言った事が印象的でした。グレンのシャトルミッションは現在6月の後半に予定
されています。


国際宇宙ステーション

 私達のレポーターのグループはまた、新しい国際宇宙ステーション建造に関する最
新方法を得る為に過ごしました。それにまだ名前がついていない事を皆さんはご存じ
でしたか?NASAはこのステーションの国際的で自然で基礎的な科学研究計画にふ
さわしい名前をさがしています。NASAはそれに付ける可能な名前を学生から募る
事を考えています。

 新しいステーションの最初の飛行は、ロシアのバコヌアのコスモドロームから打ち
上げられる事になっています。当初の計画では来月の予定でしたが、ロシアがリビン
グコゥーターの製造と試験を完了していない理由で、早くても9月まで遅れそうで
す。ロシアのある宇宙局員は最初の打ち上げは12月まではないと言っていました。
そのことは、アメリカの最初の連結トンネルの打ち上げも1月まで遅らせることにな
ります。今月末日にケネディースペースセンターでステーションの全パートナーの会
議が予定されています。私はそこから何が起こるかをお伝えしましょう。


宇宙からのニュース

 ケープカナベラルの空軍基地からタイタンロケットが打ち上げのニュースが飛び込
んできました。そのペイロードは空から情報を傍受する10000ポンドの秘密スパ
イ衛星です。この衛星はフットボール競技場の大きさもあるアンテナシステムを備
え、地球上のどこのでも地上での会話をを聞く事ができます。それは、世界のホット
スポットへ移動し、そのアンテナを地上の無線や電話回線に照準することができるの
です。

 水曜日には宇宙のビッグニュースがあります。ロシアのロケットの不調で誤った軌
道に投入されたヒューズの衛星は月面から5000マイル以内の距離で月の裏側を通過
します。そして、アポロ13号の時と同じ動きではじき出されて、(地球の)適切な
軌道へ帰ってくるのです。このような事はかつて商用衛星ではなされた事がありませ
んでした。もし全てがうまく行けば、HGS-1 は土曜日に地球の軌道へ帰ってきて、
最終的にはその位置でアジアへの通信サービスを始めます。皆さんはこの衛星の位置
を示すリアルタイムアニメーションを下のCNN.com で見る事ができます。

http://cnn.com/TECH/space/9805/07/satellite/video.html  

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http://cnn.com/TECH/space/9805/12/holliman/index.html


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