マーズ・グローバルなサーベイヤーは、飛行チームが木曜日早くに誤った指示を送ったので、赤い惑星のまわりを回る軌道を小さくするのは数日間、待たなければならないだろうと、科学者達が語りました。
エンジニア達は、探査機の大きな楕円軌道を締まった円形軌道に狭くしようと努力しています。 地球からの悪いソフトウェア・コマンドが、ソーラーパネルのうちの1枚を間違った位置に入れました。それが太陽の方へ正しく向けられなかったので、適切に再充電するにはあまりに下ってしまったと、パサデナのNASAジェット推進力研究所のミッション・プロジェクト・マネージャーのグレン・カニングハムは語りました。 その結果、作業は木曜日の1100のGMTに予定された14.4 秒のエンジン噴射の2時間前に中止されたと彼は語りました。 「こういう事は、起こります。これは、いかなる種類の重大な後退でもありません。」と、カニングハムが言いました。 月曜日に予定されていたエアロブレーキングの行程は、エンジニア達が探査機の 低利得アンテナを通してコマンドが届くことを確認できるように木曜日まで延期されました。 「我々は、探査機を正しい配置に戻した事を確認したいのです。それには、数日かかるでしょう。来週のいつかと思っています。」と、彼は言いました。 最初の通信トラブルは、9月9日早くにフライト・チームが燃料タンクの圧力を抜いた後に発見されたと、マーズ・グローバル・サーベイヤーのフライト操作マネージャーのジョーBeereは語りました。 1996年に打ち上げられた2億5000万ドル・ミッションは、1997年9月にその惑星の軌道に乗って回り始めました。 それは、地球でいうと687日に等しい火星の1年間で、火星の地形を地図化するように設計されました。昨秋発見されたソラー・パネル問題のため、マッピング・ミッションは1999年に延期されていました。 「今後全てがよくなれば、3月に開始されるはずです。探査機は元気だと感じていますし、探査機自体には何も問題はありません。」とBeererは語っています。 |