自分たちのコンピュータが働いていない時間に、高等数学やコード分解よりももっとおもしろい事をやってみたいと考えている人たちに、SETI@homeは完全にお答えします。
SETI (地球外知的生命捜索)は、「宇宙にいるのは我々だけなのか?」という一つの質問に答える為に外にでました。 カリフォルニア州マウンテンビューのSETI研究所によって組織されたSETI@homeプロジェクトは、プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡で集められた電波データを解析するのに、インターネットにつながった何千台もの標準のコンピューターを使おうとしています。 この望遠鏡は現在、1日につき約40 Gバイトの電波データを収集しています。 これは、SETI研究所の研究プログラムの一環ではなく、SETI研究所がサポートするSERENDIPプロジェクトの一環です。 現在SETIは、周波数解析をするために特別に製造されたスーパーコンピュータを使っています。 更に高価なコンピューター・システムを製造したり購入することなく、その処理能力を拡張する事が望まれています。 「我々は、自分たちの目的はコード解読ではなく普通の人達にとってもっと興味のある事だと考えます。コード解読は何の答えも出しません。コードは、皆さんが更にコンピューターの能力を投入してくれれば解けると言うことを言っているのです。」 とアンダーソンは言っています。 ETが存在するかどうかを知りたいユーザーは、いかなる異常項にも見える宇宙からのデジタル化された電波の波形を解析するクライアント・ソフトをダウンロードする事ができます。 SETI@homeのディレクター、デイビッド・アンダーソンによると、このクライアント・ソフトは、Distributed.netのクライアントと同様にスクリーン・セーバーまたはバックグラウンドで走らせる事ができます。 このクライアント・ソフトは、カリフォルニア州バークレーにあるサーバーの中枢に接続して、作動する為の 250キロバイトのデータブロックをダウンロードします。 このクライアント・ソフトは、ウェブで標準のHTTPプロトコルをその通信手順に使っており、その事はファイアーウォールの向こうにあるコンピュータも参加できる事を意味しています。 アンダーソンは、スクリーン・セーバーモードで働かせた方が、ブロック・クランチには適していると言っています。何故ならこのソフトウェアは、計算を行うのにおよそ15 Mバイトのメモリーを必要とするからです。 このように大量のメモリーをバックグラウンドで走らせると、ページング・トラブルを引き起こしたり、システム全体を平均のコンピューターよりも遅くしてしまいます。 ウィンドウズ版のクライアント・ソフトは、現在ベータ版のテストに入っています。 マッキントッシュ版クライアント・ソフトはそのあとにすぐ続きます。 ベータ版のサーバー・アプリケーションは、現在Sun UltraSparcsから贈与されて走っています。 アンダーソンは、この計画を今年の4月後半までには開始したいと思っています。 彼は、既に 200,000人の人々が、それが可能になった時にクライアント・ソフトウェアを受け取る登録を済ませていると付け加えました。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/computing/9903/03/seti.idg/index.html |