今週NASAの探査衛星が火星のスナップ写真を撮ったとき、火星は微笑んだ顔をしました。
マーズ・グローバル・サーベイヤーの搭載カメラで撮った「ハッピー・フェイス・クレーター」の広角度写真が木曜日に公開されました。 陰気な「火星の顔」よりもずっと朗らかな表情をしている様に見えるこの構成物は、本当はArgyre Planitiaと呼ばれる盆地の東側にあるガレ・クレーターです。 この円形のクレーター内にある地形は、目から笑っている口まで134マイル(216キロメートル)伸びています。 サーベイヤーのカメラをサン・ディエゴから操作してこの写真を発表したMalin宇宙科学システム社によると、この写真が青白い色調をしているのは冬季の霜によるものです。 この画像は月曜日に記録されました。 「ハッピー・フェイス」は、1976年にバイキング1号の火星ミッションで地球に送り返された写真の中で注目されました。 NASAのバイキング・ミッションはまた、あまり幸せそうにない「火星の顔」の写真も送り返してきました。 そしてその類似性が、この長さ1マイルの地形は知的生命が築いたという理論を 助長しました。 しかし、マーズ・グローバル・サーベイヤーの先進カメラが、1年前に同じエリアを撮影し、自然な地形をシャープに細部まで表すと大口を開けたあの顔は消えてしまいました。 ------------------------- NASAのジェット推進研究所によって運営されているマーズ・グローバル・サーベイヤーは、1996年に打ち上げられて、1997年9月に火星に到着しました。 適切な軌道に達する為に長い間遅れていましたが、今週マーズ・グローバル・サーベイヤーは火星の地表の地図を作る主なサイエンス・ミッションを開始しました。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9903/12/mars.face/index.html |