3月15日付け
CNN Interactive Spaceは

NASAが風邪薬を宇宙で開発しています。

という見出しの記事を報じています。

-----------------------------------------------------------------

 NASAの共同産業チームは、風邪の疾患の期間や症状を抑えて、ウイルスに感染した人達の症状の悪化をくい止める新薬の開発を行っているとNASAは声明で述べました。

 この薬は、医学的にノイラミニダーゼ抑制剤と呼ばれるクラスに属し、風邪に関連する酵素の活性部位をブロックするように作られています。

 ノイラミニダーゼ抑制剤は、治療または防止薬として使われるかもしれません。そしてそれは、多種多様なインフルエンザ菌種に対して効果があります。

  それと対照的に、ワクチンは 感染前に接種しなくてはならず、 特定のウイルス菌種にだけしか効果がありません。

 結晶学者の国際的チームが、宇宙で成長したタンパク質の結晶から風邪のウイルスの「分子のマップ」を開発したと、NASAが語りました。

 このマップは、風邪のウイルスの好ましくない特性をブロックする薬を開発する為に使われました。

 地球上では、タンパク質の結晶は、研究者達が望む程大きくは育つ事ができません。  

 しかし宇宙では、結晶は重力の妨げなしで形成していき、ウイルス構造のより明確な画像を見せてくれます。

 これによって、研究者達は 別の分子をこの構造に完全に適合するように作る事ができるのです。

 「これは、ちいさな錠のちいさな鍵を作ろうとしているようなものです。違うのはこの錠は、生きていて呼吸をし、曲がりくねって、温度を変えて常に動いているという事です。」と、バーミンガムのアラバマ大学の高分子結晶学博士のラリーDe ルーカスは言っています。

 風のウィルスは、毎年合衆国だけで2千万人から4千万人の人たちに感染します。

 ワクチンを接種した人達でさえ、数千人の人達が風邪をこじらせて死の危険に陥ります 。

 同様な宇宙での研究がエイズや高血圧症を抑えるのに使われる新薬を生み出してきました。

 NASAによると、最近のスペースシャトルでのミッションでは毎回たんぱく質結晶の生育実験を行っています。

 国際宇宙ステーションが完成すれば、研究者達は微小重力での結晶実験を数週間いつでもできるようになります。        


-----------------------------------------------------------------

詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/TECH/space/9903/15/nasa.flu.drug/index.html



-----------------------------------------------------------------  


   | Return to Main Page |