星は、一般に球形か円盤形と思われていますが、Keck天文台の天文学者は、その全く例外を発見しました。
渦巻き銀河の小さな親戚のよう見えるこの渦巻き状の形の星は、実際には一種の宮廷宇宙舞踏会で2つの星が婚約しているのかもしれませんと、天文学者が言いました。 カリフォルニア・バークレー大学の科学者達は、1年前に ハワイのKeck望遠鏡を使って射手座の方向のこの星をスポットしたときに興味をそそられました。 「ウォルフ‐ライエ星104」略して「WR 104」と呼ばれるこの星は、我々の太陽よりもはるかに大きくて明るい、高温で明るい大質量星の1つに分類されています。 バークレーの宇宙科学研究所のチームの一人ウィリアムDanchiは、この星は地球から4,800の光年つまり2京8000兆のマイル(4京5000兆km)離れた位置にあり、従来の望遠鏡を使って見るにはあまりに遠すぎると言っています。 このチームはKeck望遠鏡を、天空のそのような小さいポイントにでも焦点を合わせることができるように調整しました 。 努力の成果の価値がありましたと、Danchiは言っています。 「このダスティーなウォルフ‐ライエ星の詳細を得たのはこれまでで初めての事です。」と彼は声明で語っています。 "ウォルフ‐ライエ星は非常に明るく、文字通り空飛ぶアパートです。」と彼は付け加えました。 その激しい放射が塵を燃やし尽くすはずなのに、この特別な星は煙突のように塵の煙を出しています。それで塵の煙が回転して外側へ吐き出され、芝生のスプリンクラーから出た水滴のように渦まき線の弧を形づくっているのです。 しかし、このような繊細なじん粒子が、あんなに高温の中で残ることができるのでしょうか? ジャーナル・ネイチャーの中で天文学者は、自分たちはそこに第2の星があると思っていると書いています。 「それは、フライパンと炎の間で捕えられたダスト・フレークの眺めのよう思えます。2つの高温星が存在すると、1つよりもうまく考えらます。」とバークレーのピーターTuthillが言いました。 「もう一つの高温星である伴星から吹く星風が、ウォルフ‐ライエ星からの風と出会い、星風の中の物質を圧縮冷却する前端のショック吸収構造を作ります。星の直接放射から守られているこの『保護被覆』の中で、塵の構造が繁栄するのかもしれません。」 この渦まき線の直径は、およそ200天文単位(太陽と地球の200倍の距離)、すなわち、180億マイル(30 10億km)です。 「人々は、常に星は球形か円盤形だと決め込んできました。それは、それらの画像を得る事ができなかったからです。」と、Danchiは言っています。 彼は、新しい技術が天文学者が宇宙のいろいろな珍しい物を見るのを手伝うかもしれないと言っていました。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9904/08/curly.star/index.html |