ボーイングの新しいデルタIIIロケットが火曜日の夜、空中爆発で散った就任飛行後8ヵ月して、宇宙に打ち上がりました。
しかし、それはすぐにトラブルに陥りました。 オリオン通信衛星を高軌道に投入するのに使われている第2段は、最初は適切に点火しましたが、2度目は明らかに必要時間だけ燃焼しませんでした。 「これが、現在我々が得ている全ての情報です。この段階ではこれは予備的な情報です。後ほど更に詳細をつかめると思います。」と、打ち上げ解説者は飛行に入って1時間後に放送が終わる前に述べました。 この情報が正しければ、衛星は非常に低い軌道に投入された可能性があります。 この衛星は、22,300マイルの高軌道からLoral Space通信社の為にアジア太平洋をカバーすることになっていました。 衛星が間違った軌道に投入されるのは、この1ヵ月足らずの間に3回目です。 他の2つの衛星は、空軍のタイタンIV型ロケットで打ち上げられました。 デルタIII型ロケットは、ロケット打ち上げ市場を更に獲得したいボーイング社の計画の鍵になるものです。 このロケットは、より小型のデルタII型の2倍多く積載能力を持つように設計されています。 火曜日夜の打ち上げムードは、普通よりも緊張していました。 今回は、デルタIII型の復帰飛行というだけでなく、1ヵ月に5回目の打ち上げ試みでもあったのです。 2週前秒読みがゼロになってもロケットは点火しませんでした。 ボーイングは土曜日の打ち上げを目標にしてこのエラーを直しました、それからこのミッションは、先週、軍事通信衛星を数千マイルも低い軌道に投入したタイタンIV型ロケットと デルタIII型ロケットに関連性がない事を確認する為に2日遅れました。 「私はいつもよりも神経質になっています。」と、ボーイングのミッション・ディレクターのリッチ・マーフィーは火曜日の午後に言いました。 「全産業が、当面この問題を抱えています。」 昨年8月、デルタIII型ロケットは、ギャラクシー放送衛星を飛行後71秒で吹き飛ばしてしまいました。 このロケットは操舵に使う作動油を全て使い果たし、突風にあおられて砕け散りました。 デルタIII型ロケットのデビューは、結局2億2500万ドル事故となり、ボーイング社はその後の事故調査の為に更に数100万の費用がかかりました。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9905/04/delta.launch.ap/index.html |