雨で損傷したタンクが近づくスペースシャトル・ディスカバリー号の国際宇宙ステーションへの打ち上げを遅らせるかもしれません。
週末ディスカバリー号の15層の外部燃料タンクは、雷雨によってえぐられ頂部付近まで小穴があいてしまいました。 さび色の発泡断熱材に空いた150個の穴のほとんどは、5月20日の打ち上げに間に合うようにパッチを当てることができると、NASAのスポークスマンのブルース・バッキンガムが水曜日に述べました。 13個の穴はタンクの背面の頂部近くにありますが、この範囲はシャトルが発射台にある為にとどきません。 心配される事は、この穴の中で氷ができて、それが離昇の時に離れ墜ちシャトルを損傷させないかということです。 タンクは離昇の前に超低温の50万ガロン以上の液体水素と酸素で充填される為に、穴の中で氷ができる可能性があります。 NASAは、足場を置いてその範囲にとどくように試みています。 もしそこに近づけなければ、エンジニア達は13個の穴の大きさを知ることができず、シャトルのマネージャーは、ディスカバリー号を修理の為に格納庫にもどすように命じるかもしれないとバッキンガムが述べました。 そのことが、ステーションへの供給ミッションを少なくとも1週間は遅らせるだろうとバッキンガムは述べました。 「我々は、厳重にそれを調べています。希望的には、我々はエンジニアリング・コミュニティからの飛行がOKであるという承諾を得るかもしれません。」と彼は述べました。 決定は木曜日に出されると予想されます。 「タンクで測定された最大の穴は幅2インチで深さ3分の1インチです。ほとんどは、幅半インチと深さ10分の1インチのものです。」とバッキンガムが述べました。 NASAがシャトルを修理の為に格納庫へ戻さなければならなかった最近のケースは、1995年に外部を保護する発泡材をキツツキがつついて削ったときでした。 その時のシャトルもディスカバリー号でした。 燃料タンクは、2機の固体燃料ロケットブースターで挟まれた弾丸形の容器です。 それは上昇の間はシャトルの3つのメイン・エンジンへ燃料を供給して、シャトルが軌道に到着したら大気圏の中へ投棄されます。 ディスカバリー号自体は、打ち上げ塔によって保護されていたので損傷はありませんでした。 土曜日の嵐は、空軍の打ち上げも遅らせています。 どういうわけか、雨が発射台上にある軍のGPS衛星をぬらしました。 週末に行なわれるはずだったこの打ち上げは、空軍がロケットのから衛星を取りはずして損傷具合を検査する為に無期限に保留になっています。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9905/12/shuttle.tank.ap/index.html |