5月14日付け
CNN Interactive Spaceは

ハッブルが重力『レンズ』によるゆがみを見つけました。

という見出しの記事を報じています。

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 大質量物体の重力によって像が非常に拡大される可能性があるという考えが、60年以上前にアルバート・アインシュタインによって提唱されました。

 そして今ハッブル宇宙望遠鏡は、天文学者達が、宇宙に自然の拡大鏡があるのと等しい結果になるそのような「レンズ」によって生じた光学的蜃気楼だと思っている、珍しいリング、弧、十字形のパターンを発見しました。

 宇宙望遠鏡科学研究所の天文学者によると、重力レンズは、手前にある銀河やブラックホールなどの大質量物体の重力が、その真後ろにある遠い銀河から来る光を屈折させる事によって生じます。

 その結果観測者には、背景の物体が複数になったり歪んで見えます。

 500を超えるハッブルの天空の領域のうち最も遠い100の領域の中から 10個の面白いレンズらしい候補を発見したとSTSIは言っています。

 これは、光学的重力レンズと知られる数の意味のある増加です。

 ハッブルの敏感さと高分解能は、その画像が地球の大気によってぼやける為に地上の望遠鏡では見つけられないかすかで遠いレンズを見つけさせたのです。

 このハッブルの重力レンズの「トップ10」の解析が、天文学ジャーナル5月号で、カーネギー・メロン大学のキャヴァンRatnatungaとリチャード・グリフィスによって出版されました。

 1936年にアインシュタインが、大質量物体の重力による光の偏差を計算して、もし光の放射源とレンズと観測者がうまく一直線に並べば、非常に拡大して見えることを示しました。

 しかしそのレンズのついた画像を分離するには、口径サイズが小さすぎることが予測され、アインシュタインは地上の光学望遠鏡の能力を越えているということを知っていました。

 この事は、彼に「この現象を観察する大きなチャンスはない。」と認めさせました。

 もう一年の間このアインシュタインの結論から40年後の1979年に最初の重力レンズが発見されました。

 その時からいくつかの明るくて近くのレンズが、地上からの観測によって発見されました。          


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詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/TECH/space/9905/14/hubble.lenses/index.html



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