これまでの3回にわたる高くついた失敗の後、アメリカ空軍は土曜日早くついにタイタンIV-Bロケットの打ち上げに成功しました。
ロケットは、国家諜報局の機密扱いの偵察衛星を軌道に運びました。 「我々はいつも、ペイロードが分離に成功して、衛星が軌道に着いたときにそのミッションが助かったと感じます。」と空軍のジョン・チェリー3等陸佐が述べました。 タイタンIV型は、アメリカ宇宙工廠の中で最大の無人ブースターロケットです。 しかし、過去5年にわたりロッキード・マーチンによって製造された ロケットは、ピーターTeets社長さえも認めた「失望的な航跡の記録」をたどりました。 昨年8月タイタンIV-A型は、フロリダのケープカナヴェラルから離昇した直後に爆発し10億ドルの偵察衛星を破壊しました。 調査官は、これを不良な配線材のせいにしました。 先月のケープカナヴェラルでの2つのタイタンIV-Bの打ち上げも、 上部ユニットロケットの追跡問題で失敗しました。 過去9ケ月間で、タイタンIV型と他の犠牲になったロケットを使った6回のアメリカの打ち上げは、破壊か衛星を役に立たない軌道へ投入して失敗に終わりました。 それらの失敗にかかった費用は、およそ35億ドルにものぼります。 5月19日に、ビル・クリントン大統領がウィリアム・コーエン国防長官に何故ロケット打ち上げが失敗するのか、そして我々が将来宇宙へのアクセスを確実にするためには、どんな行動が必要なのかの報告を求めました。 タイタンの失敗の結果、NASAのジェット推進研究所も、Quickscat天候衛星の打ち上げを遅れさせられています。 「我々は、打上用ロケットがタイタンでその飛行準備ができていないという理由で、現在6ヶ月間休止状態でいます。」とJPLのスポークスマン、ジム・グラフが述べました。 Quickscatの打ち上げは現在6月に再設定されています。そしてそれはトラブル続きのタイタンの次の試験になるでしょう。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9905/22/space.launch.02/index.html |