木曜日ロシアの宇宙局は、たとえロシアの遅れが、新国際宇宙ステーションへの最初の宇宙飛行士の到着を延期させたとしても、来年夏には12年目になるミール宇宙ステーションを引退せると語りました。
「ミールは、1999の半ばには間違いなく降ろされます。たとえ何が起こっても、この問題は決定されており、もはや議論の余地はありません。」と、ロシアの宇宙局のスポークスマンのセルゲイGorbunovは語りました。 ロシアは元々、世界で唯一軌道にある研究ステーションを、最初の宇宙飛行士が新国際的宇宙ステーションに到着するまで飛ばせ続けたかったのです。 しかしGorbunovを含む当局者は、今週ロシアの居住部分の建造遅れのために、1999年7月に予定されている新ステーションへの最初のロシアとアメリカ人クルーの打ち上げは延期されそうだと語りました。 600億ドルのステーションは、これまで最も野心をもってハイテク宇宙船を軌道に投入してきたアメリカ、ロシア、西ヨーロッパ、日本、そしてカナダをまとめて来ました。 舞台裏では、ミールを所有するEnergiyaロケット会社などのロシアの役員達が、その寿命を延ばす為の運動を行っています。彼らには、ある部分ではロシアのステーションにおけ国家のプライド、またある部分では、もっといいように事が進行するまで、軌道上でステーションを働かせておきたいという実用主義の欲望の動機があるのです。 しかしながら、アメリカ合衆国はモスクワに、ミールを引退させて、新国際宇宙ステーションに乏しい財源を絞って欲しいのです。それはロシアの遅れのために、すでに予定より1年遅れています。 8月にロシア政府は、1999年夏のおそらく6月にミールを引退させるだろうと言っています。「ミールには、いかなる延長もありません。」と、Gorbunov は語りました。 2人の宇宙飛行士が、新しいクルーを送る事が遅れている為に延長されるかもしれない6ヵ月のミッションで、現在ミールに搭乗していると、当局者は語っています。 水曜日、彼らは、1997年6月に輸送飛行船と致命的に近い衝突を起こして穴があき、密閉されたスペクトル・モジュールに入り、珍しい船内での遊泳活動を行いました。 遊泳活動の間、宇宙飛行士Gennady PadalkaとセルゲイAvdeyev は、2本のケーブルを、スペクトル外部のソーラーパネルにひいて接続し、それらの自動太陽追跡機能ができるようにしました。 「彼らは、全てのケーブルを取り付け、システムに必要な全ての装置をオンにしました。現在、2枚のソーラー・パネルは作動しています。また、そして、3枚目のパネルは待機中です。すべてが、正常な状態です。」と、Energiyaのソーラー・パネル・オリエンテーション担当のヘッドのイゴーBraverman は、木曜日に語りました。 |