5月31日付け
CNN Interactive Spaceは

宇宙飛行士はステーションの最初の定住乗組員の準備。

という見出しの記事を報じています。

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 軌道上の国際宇宙ステーションで1年もしないうちに到着する最初の定住乗組員の為の数時間におよぶ準備作業を終わった月曜日の朝は、シャトル・ディスカバリー号宇宙飛行士達は、重分にしかるべき休養が約束されています。

   ステーションを構成する2つのセグメントのうちの1つのロシア製のザリャー制御モジュールで、ロシア人の乗組員仲間のバレリーTokarevと カナダ人の宇宙飛行士ジュリーPayetteは、床を取り外して正しく充電していないバッテリーの電気メーターを交換しました。

 宇宙飛行士リック・ハズバンドとダニエル・バリーは、華氏57度ある アメリカのユニティー・チャンバー内部にある通信システムの2つの電子回路ボックスを取り替えました。

   地上管制室とステーションとのコマンドの送受信を可能にするこのシステムは、4月中頃から作動していませんでした。

 7人の乗組員はまた、ザリャー内部のいくつかのファンの周囲に、大きなテレビの音に匹敵する72デシベル以上もある騒音を軽減するために、遮音材を取り付けることになっていました。

 ステーション当局は、この消音器が騒音レベルをおよそ60デシベルに 軽減することを期待しています。

 日曜日のNASAは、軌道上で6ヵ月も経っていないステーションの多数の技術的不具合の宣伝はしませんでした。

 「このようなハイテク機器では、偶発故障は起こります。」と、宇宙管制センターのスポークスマン・ミルトHeflinが述べました。    

 木曜日シャトル宇宙飛行士達は、最初の定住乗組員のための交換部品、コンピューター、水や衣類などの3,600のポンドの荷降ろしを行ないました。

予定より長かった船外活動

 日曜日早く、2人の宇宙飛行士は、将来ミッションに必要なクレーンと他の道具をステーションに取り付ける8時間近い船外活動を成し遂げました。

 Tamara Jerniganとダニエル・バリー博士は、予定された6時間の船外活動を数時間オーバーして作業しました。

 ディスカバリー号の加圧されていないエアロック内で、Jerniganがエアロックの命綱ケーブルを彼女の宇宙服に接続するのに苦労したために、2人は立ち往生しました。

 この停止期間にもかかわらず、どちらの宇宙飛行士にも危険はありませんでした。

 「この宇宙服は、かなり長時間使用できるように設計されています。」と、このミッションの船外活動のディレクター、マイク・ヘスが述べました。

 Jerniganは、シャトル・エアロックの不運に不慣れではありませんでした。

   彼女は、1996年にコロンビア号のエアロックの外部ハッチが開かなかったので2回の船外活動を中止させられています。

 エアロック問題にもかかわらず、ミッション・プランナー達は、今回の船外活動を成功と呼んでいます。  地球上空240マイル(386km)の作業で、2人はステーションの外面に 5フィートの建設用クレーンを取り付けました。

 Jerniganは、特殊工具とおまけの筋肉を使って、2番目クレーンをシャトル下方に固定しているボルトをゆるめました。

 このブームは、将来の宇宙遊泳者が軌道周回コンビナートのまわりで 大型の道具を操作するときに使われます。

 Jerniganとバリーは、彼らの他の作業として将来の宇宙遊泳者のための道具袋を外に吊るしました。

最初の定住乗組員は2000年に入居予定

 最初の定住乗組員は、この新しいステーションに2000年3月に引越す予定です。

 NASAは、この600億ドル科学基地の組立段階であと42回の船外活動を行ないます。

 完工は、2005年が目標です。

土曜日の早い時間に宇宙ステーションとドッキングしたディスカバリー号には、5人のアメリカ人のクルー、1人のカナダ人、1人のロシア人の乗組員が登場しています。

 ディスカバリー号は、70,000ポンド77フィートの宇宙ステーションに 木曜日の夜までドッキングしたままでいます。          


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詳細は必ず下記のページで御確認ください。

http://www.cnn.com/TECH/space/9905/31/shuttle.01/index.html



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