月曜日、ボストン大学の天文学者は、地球の月は少なくとも50万マイルに伸びるナトリウム-ガスの尾を持つという新しい特徴を発見したと発表しました。
この観測は、ボストン大学のチームが獅子座流星群の撮影を試みているときに、月と反対方向に高感度カメラを向けた際になされました。 そのとき彼らは、月がない空の中でナトリウム放射の領域を撮影しました。 「それは、11月19日に次第に明るく次第に大きくなりましたが、11月20日には少し淡くなりました。」と、この大学の宇宙物理学センターの研究仲間のスティーブン・スミスが語りました。 このチームは、この珍しい特徴を説明できる多くの仮説を考えました。それにはまず、彗星の出現、太陽系の中の塵と獅子座流星群の流星体との衝突、観測機器のトラブルは排除されます。 研究者ジョディ・ウィルソンは、この不思議なナトリウム・ガスは月からやって来るかもしれないと提唱し、コンピュターのシュミレーションや視覚化技術を使ってそれをモデル化しました。 「我々は、新月の時にナトリウム原子が月面を離れて地球近傍に到達するのに2日くらいかかることが分かりました。」 それらは、月から太陽光線の圧力で押し出されて、我々のほうへ吹き流され、地球の重力で引かれて集積し長い尾になります。」と、ウィルソンは述べました。 この月の彗星のような見え方が、獅子座流星群のような活発な流星雨のときにだけ起こるのかどうかを知るために、このチームは、彼らのテキサスの観測現場の初期のデータを調べました。 前の8月にも同様な観察がなされていました。それも1998年8月21日の新月の後でした。 この現象は、そのときにも起こっていました。それはもっと淡いものでしたが、新月にわたった3夜の間という同様な状態で起こっていました。 これらの8月と11月の観察を一緒にすると、月面にぶつかる微流星体の毎日の流れが、伸びた尾を作ることを示唆しています。 それは、活発な獅子座流星群のときに非常に強調されていたので、比較的容易に観測されたと、天文学者は言っています。 このボストン大学のチームの調査結果は、先週ボストンで行なわれた アメリカ地球物理学的ユニオン(AGU)の年次春の会合で提示されました。 モデル・アニメーション ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9906/07/lunar.sodium.trail/index.html |