NASAは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮った大マゼラン雲として知られる我々の衛星銀河の中にある17万光年離れた所で激しく星が生まれている劇的な写真を公開しました。
これら写真のうちの1枚で、幅150光年以上あるN159と呼ばれる大星雲の中に隆起線や弧や線条が認められます。 この構造は、この星雲の中にある巨星から激しく吹いて来る星風によってできたものだと、ハッブル宇宙望遠鏡科学研究所の天文学者達は言っています。 この雲を詳細に示した2枚目の写真には、それが初めて蝶あるいはパピヨン(フランス語で蝶という意味)の形の解像した、珍しい種の小さな「しみ」が写っています。 このパピヨンは、白熱するガスや黒い塵の大渦巻の中央に埋もれています。 こような双極形の説明としては、中心の吸収ゾーンに隠れている我々の太陽10倍の質量を持つ巨星から吹くガスの流出が考えられると、天文学者は言っています。 そのような星々は非常に高温なので、その放射圧がガスの合流を妨げ、星から2つの反対方向に分かれるよう導きます。 このパピヨン星雲の観測は、大マゼラン雲内の若い巨星の捜索の一環として行なわれました。 生まれてまもない巨星が見られるのは、珍しいケースです。 この実際の色の写真は、ハッブルの第2ワイド・フィールド・プラネトリー・カメラで撮られました。 画像はここから入手してください。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9906/14/papillon.nebula/index.html |