NASAは今週、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮られた威厳ある渦状銀河のポートレートを発表しました。それは4年前に制作開始されましたが今年始めまで不完全なままでした。
ハッブルからのデータを分析しているボルチモアに基地をおく宇宙望遠鏡科学研究所の2人の天文学者は、NGC4414と呼ばれるこの銀河を再訪問して、1995年にはじめの半分をペイントするために使った同じフィルターでもう半分を見てこの画像を完成させました。 「当初は、このワイド・フィールド・プラネタリー・カメラは、この画像の一部を提供していました。」 「この画像を完成させる為の追加データを得るには、異なる向きにあるカメラを正しい位置に置くように望遠鏡を戻して使う必要があります。」と、ハッブルのスポークスマン、チェリルGundyが述べました。 このハッブルの新しい画像には、ほとんどの渦状銀河で典型的に見られるように、銀河の中心領域に主により老いた黄色や赤色の星々が含まれているのが写っていますと、Gundyは述べています。 外側の腕は、他よりかなり青っぽくなっています。これは、若くて青い星々が形成中だからです。その中の明るい星は、ハッブルのカメラによって提供される高解像の力で個々に見ることができます。 この腕は宇宙塵の雲を非常に豊富に含み、星光を背景にして黒い砕片や縞模様の輪郭を写し出しています。 ハッブル宇宙望遠鏡は、当初HSTの銀河系外遠方スケールの主要計画の一環としてNGC4414のデータを集めました。 ワシントン市のカーネギー協会天文台の天文学者ウェンディ・Freedmanに率いられる天文学者の国際チームが、2ヶ月間のコース上でそれぞれの機会にこの銀河を観測しました。 この画像は、ハッブルのワイド・フィールド・プラネタリー・カメラの3つの異なるカラーフィルターを通して得られました。 彼らの発見とNGC4414内の変光星の明るさの測定に基づいて、この主要計画の天文学者達は、この銀河までの距離を正確に決定しました。 NGC4414までの距離が19.1メガパーセクつまりおよそ6000万光年という結果は、同様な近くの銀河の距離決定と合わせて、天文学者達に宇宙の膨張率に関する全面的な知識を寄与します。 ハッブル定数とは、銀河が我々から離れる速度とその銀河の我々からの距離との割合です。 この天文学の値は、我々の宇宙にある多く物体までの距離や大きさや固有光度つまり明るさ、そして宇宙自身の年齢を測定するのに使われます。 ハッブル遺産チームと一緒に天文学者のJayanne Englishとアン・キニーは、NGC4414の肖像画を完成させる為にこれらのデータを集めました。 遺産チームは、まだ公開されていなかったハッブルのデータ記録から情報を抜く作業を行ない、美学的にも満足のいく画像を作るためにそれを展開したと、Gundyは述べました。 この目的は、こう言うことを許してもらえれば、ほとんど1枚の芸術を制作することですと、Gundyが述べました。 NGC4414の肖像画 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9906/17/galaxy.portrait/index.html |