ロシアの老化しているミール宇宙ステーションは、気圧がゆっくりと低下する問題が生じているが、ロシアとフランスの乗組員達に直ちに危険はないと宇宙庁は述べています。
「危険は全くない。2週間前から気圧は下がってきており、彼らはこの問題を何が引き起こしているのか冷静に見つようとしている。」と、その確認を断った当局者が述べました。 もう13年以上軌道を回っているこのステーションは、もはや密閉状態ではなく、この問題は気密漏れと表現すべきではないと彼は述べました。 「我々は、今回の件を事故や非常事態として扱っていませんし、パニックになる必要もありません。彼らは、たくさんの酸素の補給品を持っています。」と、当局が述べました。 ロシア人のViktor AfanasyevとSergei Avdeyev、フランス人のジーン-ピエールHaignereは来月ミールを離れることになっており、その後このステーションは、モスクワが新しいクルーを送り出すための資金調達を試みながら最高半年間無人となります。 もし資金が見つからなければ、彼らが最後のクルーとなります。 来週に予定されていた貨物宇宙船の打ち上げ日程が不確実になってしまった宇宙管制センターにとっては、この気圧問題は更なる頭痛の種です。貨物宇宙船は、ミールが無人になっている間に地球に墜落しないように支援する誘導装置を運ぶことになっています。 先週の月曜日、ロシアのロケットが打ち上げ直後に墜落して中央アジアの国の大規模なエリアに破片をまき散らしたので、カザフスタンは、ロシアがメインの発射基地として使用する為に借りているバイコヌール宇宙基地の使用を禁止しました。 カザフ共和国当局は、この禁止を解く前に被害の査定とその補償の承認を求めたいようです。 ミールは、1986年に打ち上げられた時からほとんどが有人でした。しかし、1997年の致命的に近い輸送船との衝突など年をとるにつれて増えつづけるトラブルで苦しんできました。 ミールのトラブル長い歴史には、1997年11月にハッチを適切に閉じなかった為に起こったわずかな気密漏れなどがあります。 この気密漏れは、数ヶ月の間直されませんでした。 以前に送気トラブルもありました。 メインの酸素生成装置は1997年8月に壊れましたが、すぐに修理されています。 ----------------------------------------------------------------- 詳細は必ず下記のページで御確認ください。 http://www.cnn.com/TECH/space/9907/10/mir.reut/index.html |