極めて有害なプルトニウムを搭載した2層型の34億ドル探査機は、土星までの7年間の曲がりくねった航海の最終航路の運動量を得る為に今週地球に725マイルまで接近します。
NASAがこれまでで最も大型で高価な無人探査機を打ち上げてから2年後のカッシーニの帰還は、実質的には何の危険もないと当局は言っています。 しかし72のポンドの発癌性物資を心配する反核活動家達は、そうは思っていません。 「宇宙技術は失敗を起こし得るし起こしているのが実際の所です。」と、宇宙における核兵器や原子力の使用に反対する世界的なネットワークのブルース・Gagnonが述べました。 「そして核物質を使い始めれば、事故が起こる可能性も増えるのです。」 火曜日午後8時28分PDTのフライバイは、地球の重力を利用して衛星の向きと太陽との相対速度を変化させます。 この「重力アシスト」とこれまでの2回の金星やこれからの木星との フライバイなしでは、この探査機は土星のリングや月を研究する為に 2004年に目的地には到着できません。 この探査機は、およそ35,000mphで地球に接近します。 このスイングバイの後の速度は、およそ11,000mph増加します。 南大平洋上に最接近したとき、この探査機はPitcairnあるいはイースター島から見えるかもしれません。 NASAは1973年以降、探査機を宇宙へ送るのに惑星の重力を使っています。 木星へ向かうプルトニウム発電のガリレオ探査機は、1990年代初期に カッシーニの最接近ポイントよりもはるかに低い高度で地球による2回のスイングバイを行ないました。 NASAの推定値によると、カッシーニ探査機が事故で再突入する確立は120万分の1だということです。 |