電気プラグの誤った処理が、4月9日のタイタン5型宇宙ロケットの打ち上げ事故の原因だったと、空軍宇宙司令部が火曜日に報告しました。
このタイタン5型は、2億5000万ドルのアメリカのミサイル警戒衛星を適切な軌道に投入しようとしていました。 コロラドスプリングからの司令部の発表によると、この電気プラグが外れなかった為に、最終上部ユニットのブースターロケットが適切に分離せず、この衛星を地上からのミサイル発射を監視するための高軌道へ投入できなかったということです。 大型のタイタン5型は、ロッキード・マーティン社によって製造されましたが、司令部は事故の責任は空軍とNASAと上部ユニットブースターの初段を製造したボーイング社にあると言っています。 空軍のキャプテンであるLeWonnie・ベルチャーは、ロイターに対してこの段と2つの最終ブースターを結ぶプラグを耐熱テープで巻いた技術者は、そのプラグ特有の必要条件を知らなかったと伝えました。 この事故は、今年始めに起こったアメリカ軍の宇宙オペレーションにおける連続打ち上げ事故の1つで、空軍とロッキード・マーティン社別個の事故調査を促していました。 |