NASAのスペースシャトル次期後継機開発計画はスケジュールが遅れていて、政府に予算をおよそ3億1760万ドル超えて負担させそうだと、議会の会計検査官が述べました。
再使用可能な新技術を試験するロッキード・マーティン社のX-33航空機は、費用の増大、航空機の初試飛行の遅れ、いくつかの目標性能の見直しの原因となった技術的問題に直面していると、水曜日に公開された一般会計報告書で会計監査管は結論付けています。 軽量燃料タンクやロケットエンジンそして断熱構造における問題が、初飛行のスケジュールを2000年7月まで16ヵ月遅らせてました。 この実験計画の目的は、多段型ロケットを必要とする現在のシステムに代わって単段で宇宙へ飛行できるベンチャー・スターと呼ばれる航空機の商業上の所有者や運営者を作り出すことです。 このベンチャー・スターの2分の1スケール・モデルであるくさび形のX-33航空機は垂直に打ち上げられ、軌道からは飛行機のように滑空して降下し着陸します。 この計画は、その費用の一部を負担するNASAとロッキード社と共同で行なわれています。 初めの契約では、NASAは9億1240万ドルを払うことになっていました。 会計検査院は、現在の政府の割当ては12億3000万ドルになっていると 見積もっています。 「次世代の再使用可能な打上用ロケットの開発の申し入れは、現政権では効力がない。」と、ハウス・サイエンス小委員会の議長でありカリフルニアの共和党員デーナRohrabacherが述べました。 声明文でRohrabacherは、「この政権は広範囲な技術に投資するのではなく、壊れやすい1つのバスケットに入った全ての技術の卵に投資するのであって、飛行を開始するように伝えた。」と、述べています。 このX-33計画は、打ち上げ費用を1ポンド当たり10,000ドルから1,000ドルに減らすNASAの作戦のカギとなる部分です。 「政府は、アメリカの納税者が現在の人間貨物や宇宙運輸の為に高い費用を支払い続けることに非難の声を上げることを知るだけの為に、3年の時間と10億ドル近い費用を費やしてきた。」と、Rohrabacherが述べました。 カリフォルニア州Palmdaleで製造されているX-33は、来年の夏15回連続試験飛行を開始する予定です。 |