明らかにヒューストン内でのNASA幹部とのけんかで、宇宙飛行士マーク・リーは、来年春に国際宇宙ステーションへ訪問するスペースシャトル・ミッションから外されました。
「リーは、管理上の理由で他の任務に変えられました。彼は、将来の任務の資格は維持します。」と、NASAのスポークスマン・エド・キャンピオンが伝えました。 キャンピオンは、「宇宙飛行士オフィス内の問題」だとして、懲戒処分によって彼が予定されているアトランティスのミッションから外されたという表現は避けました。 「それは、宇宙飛行の保全を保証するのに必要な高水準のプロ意識を維持させるのが目的です。」と、彼は言っています。 NASAの情報筋によると、ヒューストンのNASAのジョンソン宇宙センターでリー飛行士と少なくとも彼の一人の上官との間の連絡が途絶えたままになっているということです。 このミッションの司令官ケンCockrellと他の乗組員は、宇宙飛行士オフィスのジムWetherbee主任からこの決定を知らされました。 「彼らは全員プロフェッショナルですから、自分達の仕事をやり遂げるでしょう。」と、キャンピオンが述べました。 そのミッションは実験室モジュールをISSに届けることです。 リー飛行士が訓練を続けてきた2000年5月予定のミッションは、宇宙ステーションの重要なコンポーネントであるアメリカの実験室モジュールを届けることです。それは、この軌道設備でNASAの主要な科学プラットフォームになります。 リーは、この実験室モジュールをISSに取り付ける一連の船外活動に参加するために訓練をつんできました。 彼は、それ以降の組み立てミッションの船外活動の訓練を行なっていた宇宙飛行士ボブ・カービームと交代させられます。 カービーム飛行士との交代は発表されませんでした。 リー飛行士は仲間の宇宙飛行士と結婚しています。 リー飛行士47歳は、4回のシャトル・ミッションを経験したベテランです。 1992年9月に、彼と彼の妻は一緒に宇宙を飛行した最初のアメリカ人夫婦となりました。 リーは、ミッションの訓練中に飛行士ジャン・デイビスと知り合い、打ち上げ直前まで結婚した事を隠していました。 彼らのうちの一人または二人とも外すことはそのミッションに不利に影響するとして、NASAは一緒に飛行することを許可しました。 「NASAは、結婚した二人が同じ宇宙ミッションで飛行することを禁じる規則を制定しています。それは、海軍が同じ艦に親族を乗せないのと同じ理由です。」と、キャンピオンは言っています。 デイビスは、飛行士団として残り今も彼女の故郷アラバマのハンツヴィルのNASAマーシャル宇宙飛行センターで働いています。 規律の理由で、宇宙飛行士がミッションから外された事は前例がなくはありません。 宇宙飛行士デイブ・ウォーカーは、民間定期旅客機に不注意に超低空飛行接近した為にミッションから落とされました。 ロバート・ギブソンは、NASAの規則に違反してエアーショーに参加した為に飛行から外されました。 両人とも指令シャトル・ミッションの指揮を続けました。 |