木曜日に200ポンドの爆薬がケープカナヴェラルに高くそびえ立つ巨大なロケット発射施設を倒壊させました。これは、34年間の宇宙飛行時代に幕を閉じ新しい時代を築く為の予定された爆破でした。
ロッキード・マーティン社と空軍当局は、日本時間14日23時過ぎに41番発射施設の500万ポンドの鋼材とコンクリートの基礎を爆破しました。それに続く数秒以内に隣接する200万ポンドのタワーも爆破されました。 かつてはNASAが火星やそれを超えた遠方へ(探査機を)打ち上げた施設だったこの重々しく建つ2つのタワーは、それらが崩れ落ちると大規模な手つかず状態を残しました。 何百人もの宇宙コンプレックスの作業員達が、1分もかからないこのイベントを見守って歓声をあげました。 「5、4、3、2、1、爆破」合図を送るロッキード・マーティン社の打ち上げマネージャーのエイドリアン・ラフィットが声をかけました。 「準備ができました。 ...では行きます。...行きます。」タワーが落下を和らげるために積まれた砂の上に崩落した時にアナウンサーが伝えました。 ここ数週間をかけて作業員達は、1975年に火星への旅を始めたバイキング着陸船や外惑星へと旅だった双子のボイジャー探査機を打ち上げたこの歴史に名高い打ち上げ台から梁や支柱を取り外しました。 長年にわたってロッキード・マーティン社のタイタンロケットの打ち上げに使われてきたこの発射台は、2001年遅くに最初の打ち上げが予定されているロッキード・マーティン社のアトラス5型ロケット用の新しい発射施設に場所を譲る為に取り除かれ始めました。 ロッキード・マーティン社当局は、この発射台の解体作業は爆薬なしでは6ヶ月かかるだろうと言っています。爆薬でそれを倒すことによって、彼らはスケジュールを4ヶ月間短縮する予定です。 ロッキード・マーティン社のティム・ミーハンは、爆破は予定通りに正確に行われたと述べました。「それは完璧に行なわれました。本当にすばらしかったですね。」 この打ち上げ台は、主な機密扱いの米国国防総省の衛星以外にも7つのNASAのミッションなど27個の無人宇宙船を打ち上げた拠点でした。 ロッキード・マーティン社は、爆薬を起爆させるシンボリック・スイッチを押す権利を得るくじ付きのチケットと一緒に41番発射台の爆破を記念するTシャツを売り出しました。その収益金は、フロリダの貪しい人達の為に使われます。 発射台爆破を伝えるCNNレポート(RealVideo) 倒壊する2つのタワー(JPEG) アトラス5型用新打ち上げ施設の完成予想図(JPEG) |