ロシアの無人プロトン打ち上げ用ロケットは、水曜日の打ち上げ6分後に爆発してロケットとそのペイロードを完全に破壊してしまいました。
この事故は、国際宇宙ステーションの重要なロシアのコンポーネントの打ち上げを更に遅らせそうです。 ロシア宇宙庁は、3ヶ月で2回目になるこの事故の国家事故調査委員会を発足させました。 アメリカのエアロスペース産業の大手ロッキード・マーティン社によって製造された通信衛星を運んでいたこの3段型のプロトンロケットは明らかに2段目で事故が起こりました。 それは、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。 7月5日に別のロシアの通信衛星も、金属片がエンジンのスラスターに吸い込まれて第2段が故障し破壊されました。 2ヶ月の調査の後、ロシア宇宙庁はプロトンロケットは飛行に適合していると宣言しました。 プロトン・ロケットは9月6日と9月26日にはうまく打ち上げられました。 宇宙ステーションの重要な指令と制御を行ない一時的にクルーの宿舎の役目も果たすロシア製のZvezdaは、同型のプロトン・ロケットで12月26日と1月16日の間のいつの日にかに打ち上げ予定でした。 ヒューストンのNASA当局は、現在その目標打ち上げウィンドウを非常に疑わしく考えています。 すでに地球の軌道を回っている最初のコンポーネントを持つステーションの建設は、5年かかると考えられています。 アメリカとロシアなど16ケ国のこの共同プロジェクトは、既に度々延期させられています。 |