アメリカ国防総省は、アメリカの偵察衛星の寿命を何回でも伸ばすことができるように軌道上で衛星に燃料を補給するロボット衛星を開発中だと今週ニュー・サイエンティストが報告しました。
自律宇宙輸送ロボティック・オービター(ASTRO)と呼ばれるこのロボット給油機は、軌道上に置かれる燃料貯蔵庫と衛星との間の往復が可能だと先進防衛研究局は言っています。 その結果、衛星の寿命は打ち上げ時に運ばれる燃料の量にもはや制限されなくなります。 偵察衛星は、地球のさまざまな場所をスキャンする為に場所を移動したりより高い軌道に移ったりする為のヒドラジンと呼ばれる燃料を少量積んでいます。このような操作が、敵に衛星の位置を予測するのを難しくします。しかし、現在のシステムでは衛星は燃料が尽きると徐々に軌道が下がって地球に墜落します。 航空宇宙産業の契約会社は、来年この燃料補給機の試作機の製造を開始できるだろうとニュー・サイエンティストは報告しています。 将来には、衛星に交換可能なスロットインタイプの電子システムを持たせ、この燃料補給機が故障した衛星の修理作業を行なえるようになるだろうと報告論文は述べています。 |