今週9400万ドルの衛星が打ち上げ直後に失われたのは、ロケットブースターから燃料が漏れ出したのが原因かもしれないと日本の宇宙局は水曜日に述べています。
月曜日のMTSAT衛星の打ち上げ事故は、日本の宇宙計画のキーとなるH-2ロケットのトラブルによる今年2度目の失敗でした。 この計画はヨーロッパやアメリカと民間衛星打ち上げ市場のシェアー獲得を競っていました。 宇宙開発事業団(NASDA) 当局は、月曜日の打ち上げ直後のエンジントラブルでロケットがコースをそれる恐れが出たために、指令破壊を行ないました。 パイプのひび割れから流れ出した液体水素燃料がおそらくエンジントラブルの原因となったとNASDAのスポークスウーマンのミキコ・ニシハラは言っています。 打ち上げビデオには、発射直後にロケットのメイン・エンジンから異常なガスが噴き出すのが写っていました。 打ち上げ時に送られてきたフライト・データと共にこれは、何故ロケットが故障したのかの手がかりとなるでしょうとニシハラは言っています。 彼女は、当局はパイプに何故ヒビが入っていたのかまだ調査中だと言っています。 今回の打ち上げ失敗は、政府が運営する宇宙計画にとって大きな痛手となりました。 「今回の事が宇宙開発事業団へ悪影響を及ぼさない事はありません。日本の将来の宇宙事業に重大な疑問を残すことになりました。」と日本の主要経済紙である日本経済新聞の社説は述べています。 日本のロケット使用を検討しているアメリカの会社は、これから考え直すかもしれないとそれは述べています。 ここ数年にわたり日本の宇宙計画は、政治的な論争やコスト超過や技術的障害で悩まされてきました。 しかし日本は衛星の月軌道投入を成功させ、また遠隔操作による宇宙での衛星ドッキングを初めて行なっています。 不穏な共産主義の隣国北朝鮮による長距離ミサイルの開発を懸念して、日本は2003年までに初の諜報衛星を打ち上げると約束していました。 |