月曜日地球の管制官が6回目の通信を失敗した後、NASAはこのわがままなマーズ・ポーラー・ランダーと通信する望みはほとんどないと述べました。
「日曜深夜(アメリカ時間)の1時間以上をかけての捜索でも、火星からの信号は雑音以外に何ももたらしませんでした。火曜日早朝のマーズ・ポーラー・ランダーとの通信の試みが、我々が持つ最も可能性のある最後のチャンスとなります。」とプロジェクト・ディレクターのリチャード・クックは言っています。 「我々は、最後の銀の弾丸を使いきるポイントにかなり近づいています。」と彼は述べました。 1億6500万ドルの探査機との通信がとれずに3日が経った日曜早くに、クックはランダーが完全な着陸を行なっていないかもしれないと認めました。 この宇宙探査機は、金曜日に着陸した後NASAのジェット推進研究所に信号を送ってくると思われていました。 NASAがランダーからの信号を受信できる次のチャンスは、日本時間で火曜日午後5時20分です。 「成功するというチームの意識も、昨夜から次第に減ってきています。PLの管制官は、水曜日の午後1時からもう一度挑戦するつもりですが、その捜索がうまくいく可能性は大きくないと思っています。」とクックは言っています。 |