日本は先月打ち上げに失敗して最近トラブルがちの宇宙計画の旗船となっているH-2ロケット計画を打ち切ると日本宇宙開発事業団が述べました。
NASDAのスポークスマンは、事業団は同時により経済的なH-2の次期後継機新型H-2Aロケットの打ち上げも1年だけ遅らせると言っています。 H-2Aの初打ち上げは当初2000年初頭と計画されていましたが、H-2計画の度重なる失敗が当局にH-2ロケット技術の不具合を捜す間H-2A計画を遅らせるように促していました。 80パーセント完成している最後のH-2ロケットとその作業の為にすでに 160億円(1億5580万ドル)が予算計上されていますが、スポークスマンはNASDAはこれ以上の経費を使って財政難を招くよりもむしろこの計画の打ち切りを決定したと言っています。 11月のH-2打ち上げ失敗は、ここ2年間で2回目の失敗となりました。 1998年2月にもH-2は衛星を正しく打ち上げることができず、約600億円(5億8430万ドル)費用を無駄にしています。 政府はNASDAの決定を来週正式に承認するはこびになるとスポークスマンは言っています。 日本の宇宙計画はその高い費用としばしば起こる問題の為に批判されてきました。その原因の1つには責任部署が5つ以上もある政府省庁にまたがっていることだと言われています。 1つの衛星を静止軌道に入れる為のH-2の打ち上げ費用は、190億円(1億8500万ドル)近くにも登り、これは競争相手のヨーロッパ宇宙機構のアリアンロケットの費用のおよそ2倍に当たります。 |